Shopifyでおすすめの予約販売アプリ7選 | メリット・デメリットも紹介

【徹底比較】Shopifyの予約販売 アプリ 7選 | 予約購入のメリット・デメリットも紹介

この記事では予約販売のメリットやデメリットを解説し、Shopifyサイトで予約販売を実現するShopifyアプリの選び方やおすすめアプリをご紹介します。

予約販売とは

「予約販売」とは入荷前の商品を先行で販売することで、「まだ発売されてない商品」や「現時点で在庫がない商品」を販売する販売手法のことを指します。
予約販売は「予約購入」や「予約注文」、「事前販売」、「事前予約」、「事前注文」などと同義として扱うことが多いです。

Shopifyの予約販売アプリ7選

本記事で紹介する予約販売アプリは下記になります。

  1. RuffRuff 予約販売
  2. Pre‑Order Notify Me T Preorder(旧:タイムズアクト)
  3. PreOrder Wolf ‑ Pre‑order Now
  4. Appikon ‑ Pre‑Order (旧:Pre‑order Today)
  5. PreOrder Globo | Back in Stock
  6. Amai PreOrder Manager + Notify(旧:Pre‑Order Manager )
  7. 予約販売

それぞれ、詳しく解説していきます。

Shopifyの予約販売アプリ:RuffRuff 予約販売

「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどのタイミングで発生する機会損失の削減し、売上拡大をサポートします。 自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。
他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。

スピード、使いやすさ、安心性などの基準を満たしたShopify公式の最高品質アプリの証「Built for Shopify」も獲得しています。

引用元: RuffRuff 予約販売


インストールはこちら

デモページはこちら

こんな人におすすめ

  • 日本語でサポートしてほしい
  • 安価に豊富な機能を利用したい
  • 商品ページだけでなく、コレクションなど様々なページで予約販売したい
  • 期間限定販売や割引販売、会員限定販売、後払い、1人1個までの販売など様々な販売を行いたい
  • 通常商品と予約商品を同時に注文させたくない

料金プラン

プラン名 月額利用料 予約販売手数料 商品数 予約注文数
スタータープラン $9 3% 無制限 無制限
ベーシックプラン $52 1% 無制限 無制限
プロプラン $199 なし 無制限 無制限

無料でインストール

Shopifyの予約販売アプリ:Pre‑Order Notify Me T Preorder(旧:タイムズアクト)

Pre‑Order Notify Me T Preorder(旧:タイムズアクト)
出典: Shopifyアプリストア

予約販売を行えるShopifyアプリの中では、世界的に有名なアプリの一つです。

機能も豊富で、英語にはなりますが24時間365日サポートしてくれるためサポート体制も充実しています。

下記の記事では、Pre‑Order Notify Me T Preorder(旧:タイムズアクト|先行予約)の注意点やセットアップ方法を紹介しています。ご参考にしてください。

「Pre‑Order Notify Me T Preorder(旧:タイムズアクト|先行予約)」とは?|料金プランやセットアップ方法を紹介

こんな人におすすめ

  • まずは無料で試してみたい
  • 予約販売の際に値下げも一緒に実施したい
  • 管理画面が英語でも問題ない

料金プラン

プラン名 月額利用料 商品数 予約注文数
TIMESACT START 無料 無制限 最初の10件まで
10ドル $6.65 無制限 月10件
15ドル $10.45 無制限 月25件
20ドル $16.15 無制限 月50件

Shopifyの予約販売アプリ:PreOrder Wolf ‑ Pre‑order Now

Preorder Wolf | Pre order now
出典: Shopifyアプリストア

PreOrder Wolf ‑ Pre‑order Nowは、料金プランが1つのみとシンプルでわかりやすく、比較的安く始められるアプリです。

また、予約販売の設定も「① 商品選択・② 条件選択・ ③ ボタンなどの文言設定」の3ステップだけで完了するため簡単です。

ただし、機能は他アプリに比べて少ないため、機能は最低限で十分でとにかく簡単にに予約販売を行いたい方におすすめのアプリです。

こんな人におすすめ

  • 複雑でなく、出来るだけ簡単な設定で済ませたい
  • 予約販売できれば、それ以上の機能は求めない
  • 出来るだけ安く利用したい

料金プラン

プラン名 月額利用料 商品数 予約注文数
UNLIMITED $14.99/月 無制限 無制限

Shopifyの予約販売アプリ:Appikon ‑ Pre‑Order (旧:Pre‑order Today)

Appikon ‑ Pre‑Order (旧:Pre‑order Today)
出典: Shopifyアプリストア

Appikon ‑ Pre‑Order (旧:Pre‑order Today)は、予約販売を行えるShopifyアプリの中では、世界的に有名なアプリの一つです。

商品1件までなら無料で全機能を利用できるため、商品数が少なかったり、予約販売の頻度がそこまで多くない方におすすめです。

こんな人におすすめ

  • まずは無料で試してみたい
  • 商品数が少ない、予約販売の頻度が少ない
  • 予約販売の際に割引も一緒に実施したい

料金プラン

プラン名 月額利用料 商品数 予約注文数
FREE 無料 1件 無制限
STARTER $7.99 5件 無制限
PRO $14.99 10件 無制限
PREMIUM $24.99 無制限 無制限

Shopifyの予約販売アプリ:PreOrder Globo | Back in Stock

PreOrder Globo | Back in Stock
出典: https://apps.shopify.com

予約販売を行えるShopifyアプリの中では、世界的に有名なアプリの一つです。

機能も豊富で、アプリ名にも記載されている通り入荷リクエスト(Back In Stock)の機能も含まれています。

状況に応じて、予約販売ボタンだけでなく、入荷リクエストボタンも表示させたい方におすすめです。

下記の記事では、 PreOrder Globo | Back in Stockの注意点やセットアップ方法を紹介しています。ご参考にしてください。

PreOrder Globo | Back in Stockとは?料金プランやセットアップ方法を紹介

こんな人におすすめ

  • 越境ECを行っており多言語対応したい
  • 予約購入ボタンだけでなく再入荷リクエストボタンも表示したい
  • カートに通常商品と予約商品が混在してる際にアラート表示したい

料金プラン

プラン名 月額利用料 商品数 予約注文数
FREE 無料 無制限 最初の10件まで
BASIC(WAS $9.9) $6.70 無制限 月25件
PREMIUM (WAS 14.9) $9.90 無制限 月50件
PRO(WAS 29.9) $19.90 無制限 月500件

Shopifyの予約販売アプリ:Amai PreOrder Manager + Notify(旧:Pre‑Order Manager )

Amai PreOrder Manager + Notify(旧:Pre‑Order Manager )
出典: Shopifyアプリストア

Amai PreOrder Manager + Notify(旧:Pre‑Order Manager )は、予約販売を行えるShopifyアプリの中では、世界的に有名なアプリの一つです。

PreOrder Globo | Back in Stock」と同様に機能も豊富で、入荷リクエスト(Back In Stock)の機能も含まれています。

違いとしては、「PreOrder Globo | Back in Stock」は予約注文数やSMS配信数、DM配信数などに応じて従量課金なのに対し、「Pre‑Order Manager | PreOrder」はShopifyプランに応じて金額がかわり、予約注文数やSMS配信数、DM配信数は無制限です。

無制限であるため、月額費用は「Pre‑Order Manager | PreOrder」の方が高くはなりますが、予約注文数やSMS、DM配信数によっていは「PreOrder Globo | Back in Stock」より安く抑えることが可能です。

また、ユニークな機能としては「1日で予約注文できる件数を制御」する機能があります。

こんな人におすすめ

  • 注文数や配信数を気にせず使いたい
  • 1日の予約購入できる件数を制御をしたい
  • 国ごとに予約制御をしたい

料金プラン

プラン名 月額利用料 商品数 予約注文数
SHOPIFY BASIC $24.95 無制限 無制限
SHOPIFY STANDARD $39.95 無制限 無制限
SHOPIFY ADVANCE $59.95 無制限 無制限
SHOPIFY PLUS $89.95 無制限 無制限

Shopifyの予約販売アプリ:予約販売

予約販売
出典: Shopifyアプリストア
 

日本企業の株式会社GOODROID(昔は株式会社ハシゴが提供していました)が開発した日本製のアプリです。日本製アプリのため、サポートなどは日本語で対応してもらえます。機能は他のアプリに比べて少なく、「PreOrder Wolf ‑ Pre‑order Now」に近い印象です。料金プランは1つのみとシンプルでわかりやすいです。

※ Shopifyアプリストア上での提供を停止しています(2023年8月13日時点)

こんな人におすすめ

  • 日本語でサポートしてほしい
  • 簡単に導入設定がしたい
  • 機能は必要最低限で良い(シンプルな機能で十分)

料金プラン

プラン名 月額利用料 予約商品数 予約注文数
- $19.99 無制限 無制限

Shopifyの予約販売アプリを徹底比較

料金プランで比較

料金プランに応じて、登録できる予約商品の件数や注文できる件数が異なる予約販売アプリが多いです。下記の表では各アプリの料金プラン別の予約販売の登録可能件数および予約注文可能件数をまとめています。

アプリ名 プラン名 月額利用料 予約商品数 予約注文数

RuffRuff
予約販売

スターター
$9 無制限 無制限
ベーシック $52 無制限 無制限
プロ $199 無制限 無制限

タイムズアクト
先行予約

TIMESACT START 無料 無制限 最初の10件まで
10ドル $6.65 無制限 月10件
15ドル $10.45 無制限 月25件
20ドル $16.15 無制限 月50件
PreOrder Wolf UNLIMITED $14.99/月 無制限 無制限
予約販売 △ 提供終了 △ 提供終了 △ 提供終了 △ 提供終了

Pre‑order
Today

FREE 無料 1件 無制限
STARTER $7.99 5件 無制限
PRO $14.99 10件 無制限
PREMIUM $24.99 無制限 無制限

PreOrder Globo
Back in Stock

FREE 無料 無制限 最初の10件まで
BASIC(WAS $9.9) $6.70 無制限 月25件
PREMIUM (WAS 14.9) $9.90 無制限 月50件
PRO(WAS 29.9) $19.90 無制限 月500件
Pre‑Order Manager | PreOrder SHOPIFY BASIC $24.95 無制限 無制限
SHOPIFY STANDARD $39.95 無制限 無制限
SHOPIFY ADVANCE $59.95 無制限 無制限
SHOPIFY PLUS $89.95 無制限 無制限

Built for Shopifyの獲得状況で比較

Built for Shopifyは、Shopifyアプリストアで公開されている8000を超える(2023年5月時点)アプリの中で、「使いやすい、安全、パフォーマンスが高い、マーチャントの問題解決に役立つ」の4つの評価基準を満たしたShopifyアプリだけが獲得できるShopify公認の資格です。Built for Shopifyは最高品質アプリの証と言えます。下記の表では、各アプリのBuilt for Shopifyの獲得状況をまとめています。(※ 2023年8月18日時点)予約販売アプリを選ぶ際の参考にしてください。

アプリ名 Built for Shopifyの獲得状況
RuffRuff 予約販売
タイムズアクト 先行予約
PreOrder Wolf
予約販売
Pre‑order Today
PreOrder Globo Back in Stock
Pre‑Order Manager | PreOrder

日本語対応で比較

下記の表では各予約販売アプリが、「Shopifyアプリストア」だけでなく、「管理画面」や「ヘルプページ」、「問い合わせ担当者」が日本語に対応しているかまとめています。予約販売アプリを選ぶ際の参考にしてください。

アプリ名 Shopifyアプリストア 管理画面 ヘルプページ 問い合わせ
RuffRuff 予約販売
タイムズアクト 先行予約 ◯ 自動翻訳 ◯ 自動翻訳
PreOrder Wolf
予約販売 △ 提供終了 △ 提供終了 △ 提供終了 △ 提供終了
Pre‑order Today
PreOrder Globo Back in Stock ◯ 自動翻訳 ◯ 自動翻訳
Pre‑Order Manager | PreOrder

予約販売へ切り替え条件で比較

予約販売を実施するにも「常に予約販売したい」や「在庫切れで予約販売をしたい」、「在庫切れで予約販売したい」、「VIP会員限定で予約販売したい」など様々な場合があると思います。それらの予約販売を実施できるかは、対象商品を予約販売へ切り替えるための必要な条件項目が存在すかで変わってきます。

下記の表では予約販売に切り替えるための条件項目の対応状況をまとめています。予約販売アプリを選ぶ際の参考にしてください。

アプリ名 在庫条件 日付条件 繰り返し条件 顧客条件
RuffRuff 予約販売
タイムズアクト 先行予約
PreOrder Wolf
予約販売
Pre‑order Today
PreOrder Globo Back in Stock
Pre‑Order Manager | PreOrder

配送日時指定アプリとの連携状況で比較

日本のShopifyストアで配送日時指定アプリを利用しているストアも多いのではないのでしょうか?

予約注文は通常注文と比較して、発送日が長くなる傾向があります。
そのため、お客様のお届け希望日に商品をお届けできないケースが多々発生します。そこで、予約商品がカート内に含まれている場合は、お届け希望日を設定できないように配送日時指定モジュールを非表示できる機能が必要になります。

下記の表では日本で人気の配送日時指定アプリとの連携状況をまとめています。予約販売アプリを選ぶ際の参考にしてください。

アプリ名 配送&注文サポーター 配送日時指定.amp カレンダーマスター 配送マネージャー プラスシッピング
RuffRuff 予約販売
タイムズアクト 先行予約
PreOrder Wolf
予約販売
Pre‑order Today
PreOrder Globo Back in Stock
Pre‑Order Manager | PreOrder

個数制限機能で比較

個数制限機能は、1注文あたり●個までしか販売できないように制御する機能です。在庫数に限度のある商品や人気の高い商品などを予約販売する際に、「できるだけ多くの人に商品を届けたい」「できるだけ転売を減らしたい」場合などの目的で利用されます。

下記の表では個数制限機能の対応状況をまとめています。予約販売アプリを選ぶ際の参考にしてください。

アプリ名 個数制限機能
RuffRuff 予約販売
タイムズアクト 先行予約
PreOrder Wolf
予約販売
Pre‑order Today
PreOrder Globo Back in Stock
Pre‑Order Manager | PreOrder

RuffRuff 予約販売の個数制限機能に関しては、下記のデモ商品で確認できます。参考にしてください。

[デモ] 1人1個まで販売|個数制限

同梱制御機能で比較

発送のタイミングが異なる通常商品と予約商品とで同時購入させたくない場合があるかと思います。そのような時に、通常商品と予約商品を同時に購入できないように制御する機能「同梱制御機能」があると便利です。

下記の表では同梱制御機能の対応状況をまとめています。予約販売アプリを選ぶ際の参考にしてください。

アプリ名 個数制限機能
RuffRuff 予約販売
タイムズアクト 先行予約
PreOrder Wolf
予約販売
Pre‑order Today
PreOrder Globo Back in Stock
Pre‑Order Manager | PreOrder

RuffRuff 予約販売の同梱制御機能に関しては、下記のデモ商品で確認できます。参考にしてください。

[デモ] 同梱制御(同時注文の制限)

また、下記のブログ記事ではShopifyで同梱制御を可能にするShopifyアプリを紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyで同梱制御を実現する方法(同時購入不可の制御)

翻訳機能で比較

翻訳機能は、1カ国のみで予約販売を実施するのであれば必要ない機能ですが、2カ国以上で予約販売を実施する際には必要不可欠な機能だと言えます。また、今は1カ国のみしか販売していなくても、今後他の国への販売を検討・予定している場合は翻訳機能のある予約販売アプリを選択するのも大事です。

下記の表では翻訳機能の対応状況をまとめています。予約販売アプリを選ぶ際の参考にしてください。

アプリ名 翻訳機能
RuffRuff 予約販売
タイムズアクト 先行予約
PreOrder Wolf
予約販売
Pre‑order Today
PreOrder Globo Back in Stock
Pre‑Order Manager | PreOrder

Shopifyで予約販売を行うメリット

予約販売のメリットは下記5つあります。
  • 機会損失を防げる
  • 需要を予測できる
  • 先手必勝が狙える
  • 繁忙期の負担を軽減できる
  • 低リスクで始められる
1つずつ詳しく解説していきます。
 

機会損失を防げる

在庫切れが発生した場合に予約販売ができないと、商品が入荷されるまでの一定期間は販売ができない状況になり、購入を検討していたお客様の購入機会を逃してしまうことになります。

上記の購入機会を逃すと、商品が入荷した時には、お客様の購入意欲がすでに無くなっていたり、購入する必要性がなくなっていたり、別の競合ストアに流れてしまっていたりすることも考えられます。

また、予約販売を実現することで販促活動を止める必要がなくなるため、商品の露出機会を増やすことにもつながります

需要を予測できる

新商品を販売するにあたり、どのくらい仕入れるべきか悩むことがあるのではないでしょうか。

仕入れる前に予約販売することで、どのくらいお客様に求められているのかを事前に把握することができます。

先手必勝が狙える

話題となっている新商品を入荷する前に注文受け付けができますので、競合ストアに差をつけることができます。

ただし、メーカー側の方針によっては予約販売ができない商品もありますので、仕入先やメーカーに事前に確認を取りましょう。

もし、予約販売が出来ない場合は入荷通知アプリを利用し、購入意欲のある顧客リストを事前に作成する方法もあります。

下記の記事ではShopifyで入荷通知を可能にするShopifyアプリを紹介しています。参考にしてください。

入荷通知におすすめのShopifyアプリ

繁忙期の負担を軽減できる

お正月やクリスマス、ハロウィンなどのイベント商戦にて予約販売で早めに注文を確保することは繁忙期の作業負担軽減に繋がります。

繁忙期に、注文が来てから商品を作り始めたり、ピッキングしたり、梱包したり、発注などすべての作業を集中させてしまうと、ピッキングミスや梱包ミス、発注ミス等の作業ミスに繋がってしまう恐れがあります。

繁忙期をむかえる前に予約販売である程度、「受注から決済、梱包まで」を終わらせておき、繁忙期当日には「発送」だけにしておくことなど作業を分散させることで、作業ミスを削減でき、余裕を持った運営をすることができます。

低リスクで始められる

予約販売を行うにあたって、機材などの大きな設備投資や商品の大量仕入などは必要なく、リスクを抑えて実施することができます。

Shopifyの場合はアプリを導入するだけで実現することが可能です。

Shopifyで予約販売を行うデメリット

予約販売のデメリットは下記4つあります。
  • 購入者が注文したことを忘れる
  • ストア側が発送を忘れる
  • 在庫を確保できないこともある
  • 支払い方法が限られる
1つずつ詳しく解説していきます。
 

購入者が注文したことを忘れる

予約販売から発送までの期間が長いと、購入者自身が注文したことを忘れてしまう恐れがあります。

購入者自身が注文したことを忘れていると、お届け先住所が変わっていたり、身に覚えがないなどの問い合わせが来たり、商品の受取拒否などにつながる可能性があります。

発送前に購入者にメールなどで一報を入れるなどしてリスクを少しでも軽減しましょう。

ストア側が発送を忘れる

通常商品と予約商品を同時に購入されてしまった場合に、通常商品を先に発送したことにより、その注文自体が完了したと勘違いしてしまう場合が発生します。

予約商品のみが注文された場合、通常商品と予約商品を同時に注文された場合のフローを明確化し、人為的ミスが発生しないような体制づくりが必要になります。

在庫を確保できないこともある

メーカー都合などで、予定していた商品の在庫が確保できないことも稀に発生します。

在庫が確保できなかったときを想定し、購入者には「在庫が確保できず、出荷できない・出荷が想定よりも遅れる場合がございますのでご了承ください」など事前に同意をいただく対策を検討しましょう。

支払い方法が限られる

決済会社によっては予約販売での利用ができないところもあります。

出荷日に売上確定させる場合に、与信(オーソリチェック)が期限切れになってしまい請求できなくなってしまうなども考えられます。

上記のことが発生しないように、事前に期限や対策などを決済会社に聞いておいたほうがいいかもしれません。

代金引換はお客様が購入した事自体を忘れてしまい、受け取り拒否が発生する可能性があるため、あまりおすすめできません。

Shopifyで予約販売を成功させるコツ

予約販売は、Shopifyアプリを追加しただけで勝手に売上が増えるわけではありません。また、予約注文されたからといって発送完了まで、お客様からキャンセルされないわけでもありません。

本章ではShopifyストアでの予約販売を成功させるコツをいくつか紹介します。本章で紹介する予約販売を成功させるコツは下記になります。

  • プロモーションを行う
  • 特典(割引やプレゼントなど)を検討する
  • 発売日/発送日は明記する
  • 発売日/発送日は厳守する
  • 事前メール(フォローメール)を送る
  • 支払いに関しては明確に案内する

それぞれ詳しく紹介します。

プロモーションを行う

予約販売商品は、お客様に認知されないことには売れることはありません。

事前にプロモーション計画を立てて、SNSやメルマガ、広告などを利用して、その商品に興味がありそうな見込み顧客に告知を行いましょう。

下記の記事ではメールマーケティングのメリットやメルマガアプリも紹介していますので、参考にしてください。

メールマーケティングのメリットは?Shopifyのメール配信(メルマガ配信)アプリも紹介

特典(割引やプレゼントなど)を検討する

予約販売は、すぐに商品が手に入らない代わりに特典があるとその時点で買う理由を作ることが出来ますので、売上への効果が期待できます。

予約販売時によく行われている特典としては、「先行予約限定 〇〇 %OFF」などの割引(ディスカウント)特典や「先行予約限定で△△をプレゼント」などのプレゼント特典になります。

発売日/発送日は明記する

予約販売を行う際に大事なのが、発売日や発送日をしっかり明記することです。

いつ発売(および発送)されるか、わからない商品を購入するのはお客様にとっても不安ですので、出来るだけ購入に対する不安要因を無くすことが、売上を上げるためにも大事な取り組みです。

発売日/発送日は厳守する

発売日/発送日を明記したい以上は、期日を厳守することは絶対です。期日を厳守できない場合、お客様の信用を大きく失ってしまいます。一度失った信用は取り戻すことが困難です。

どうしても遅れてしまう場合は、遅れることが判明したタイミングで早めにお客様にお知らせしましょう。

事前メール(フォローメール)を送る

前述したとおり、お客様は予約商品を注文したことを忘れてしまうことがあります。発送前に事前にメールを送信することで、お客様が忘れてしまうことを防止しましょう。

事前にメールを送ることは、リマインド効果だけでなく、お客様の住所変更などに早めに気づく効果もあります。また、事前にメールで対応することが、丁寧な対応だと高評価につながる可能性もあります。

ただし、何回もしつこく送りすぎないように気をつけましょう。メールを送りすぎるのは逆効果になる恐れもありますので、注意が必要です。

支払いに関しては明確に案内する

予約商品が先払いなのか、後払いなのかお客様がわかるように明確に案内しましょう。特にクレジットなどで先払いの場合は、商品が届くタイミングと実際にお金が引落しされるタイミングがずれるため、お客様が何の支払いであるかを思い出せない可能性があります。最悪の場合、クレームに発展してしまうかもしれません。

下記の記事ではShopifyストアに後払い決済を導入するメリットやデメリットを紹介しています。ご参考になさってください。

Shopifyストアに後払いを導入するメリット|Paidyなどのあと払いサービスも紹介

Shopifyの予約販売アプリの選び方

予約販売アプリの選び方は下記4つあります。

  • 求める機能があるか
  • 使いやすいか・導入しやすいか
  • コストはいくらか
  • 日本語対応しているか

1つずつ詳しく解説していきます。

求める機能があるか

予約販売アプリには、それぞれ出来ることと出来ないことがありますので、アプリを選択する前に絶対に必要な機能を洗い出しておくと良いでしょう

Shopifyの予約販売アプリに共通している機能

  • カートボタンを「予約販売」等のテキストへ自動変更
  • エクスプレスチェックアウト(今すぐ購入)ボタンの非表示
    ※ Shopifyの定める予約販売の対応要件に準拠しているShopifyアプリは、本機能に対応しています。
  • 予約商品の選定(どの商品を予約販売するかの設定)

Shopifyの予約販売アプリによって異なる機能

  • 予約販売に切替える条件の設定
  • 予約商品や予約注文に自動でタグ付けする機能
  • カウントダウン機能
  • 割引機能
  • 予約商品の商品画像にバッジを表示する機能
  • 予約販売だけでなく、再入荷通知ボタンを設置
  • 予約注文の時にSMSやメールを送信
  • カートボタン(予約ボタン)のデザインカスタマイズ
  • 予約商品やカートページにメッセージを表示
  • 個数制限機能(1回の注文で1人1個までなど)

など

使いやすいか・導入しやすいか

導入のしやすさは、出来るだけノーコードで導入可能か、自身のテーマでも導入可能かを確認しましょう。

また、アプリベンダーによっては導入までサポートしてくれるベンダーもあります。

使いやすさは、設定画面がシンプルで使いやすいか、複数の商品を一括で設定できるかなどを確認しましょう。

コストはいくらか

予約販売アプリは、様々な料金体系のものがあります。

求める機能を満たした上で、商品数やShopifyのプランなど自身の状況に応じて最適なものを選ぶと良いでしょう。

Shopifyの予約販売アプリにおける料金体系

  • 固定料金(PreOrder Wolf ‑ Pre‑order Now など)
  • 契約しているShopifyプランに応じて料金が変動(Pre‑Order Manager | PreOrder など)
  • 予約販売したい商品件数に応じて料金が変動(Pre‑order Today など)
  • 予約販売数に応じてに料金が変動(タイムズアクト|先行予約 など)

など

日本語対応しているか

Shopifyには「タイムズアクト|先行予約」や「PreOrder Wolf ‑ Pre‑order Now」、「PreOrder Globo | Back in Stock」など有名な海外製予約販売アプリがあります。

有名だからと言って安易にアプリを選択すると見えない作業コスト(日本語変換やなにか問題が発生したときの問い合わせなど)が発生するため、十分に注意が必要です。

まずは、下記が日本語に対応されているか確認しましょう。

  • サイト表示部分
  • アプリの管理画面
  • ヘルプページ
  • 問い合わせ担当者

Shopifyの予約販売アプリでよくある質問

無料から利用できる予約販売アプリはありますか?

はい、存在します。
「RuffRuff 予約販売」は無料からご利用いただけます。

日本語対応している予約販売アプリはありますか?

はい、存在します。
「RuffRuff 予約販売」は日本のEC制作会社が開発した純国産の予約販売アプリです。
アプリの管理画面も問い合わせ窓口も全て日本語に対応しています。

予約販売アプリではどの支払方法が利用できますか?

支払方法は「購入オプションを利用する予約販売」と「購入オプションを利用しない予約販売」で異なります。

「購入オプションを利用する予約販売」では、ShopifyペイメントまたはPayPalエクスプレスしか利用できない仕様となります。

一方で、「購入オプションを利用しない予約販売」では、全ての支払方法をご利用いただけます。

Shopifyのヘルプページ「予約注文-Shopifyヘルプセンター」では、ShopifyペイメントまたはPayPalエクスプレスしか利用できないと記載されていますが、こちらは「購入オプションを利用する予約販売」に関しての内容となります。

予約販売アプリ「RuffRuff 予約販売」では購入オプションの利用有無を選択できるようになっているため、ShopifyペイメントまたはPayPalエクスプレス以外の支払方法も利用できます。

参考:予約注文について|RuffRuff 予約販売 ヘルプセンター

予約販売アプリを利用した場合の決済(支払い)はいつですか?

予約販売アプリにもよりますが、カートボタンの文言を変更する予約販売の場合は、通常注文と同様の決済(支払い)タイミングとなります。
「後払い」にも対応した予約販売アプリも存在し、支払確定のタイミングを商品出荷前などの任意のタイミングにずらすこともできます。ただし、予約販売アプリの後払い機能は購入オプションというShopify仕組みを利用する関係上、Shopify ペイメントもしくは、Paypal Expressの決済サービスしかご利用いただけません。

現時点で、後払いに対応した予約販売アプリは数件ほどしか存在していませんが、「RuffRuff 予約販売」では後払い機能を利用することができます。

参考:後払いをする|RuffRuff 予約販売 ヘルプセンター

予約販売アプリには他にどんな機能がある?

各予約販売アプリによって異なりますが、下記のような機能を有している予約販売アプリがあります。

割引機能(ディスカウント機能)

予約販売商品を割引価格で販売することが出来ます。
映画の前売り券のように、早めに購入したほうがお得になるように価格を設定することも可能です。

「RuffRuff 予約販売」にはディスカウント機能もあります。
下記のデモ商品でご確認いただけます。ご参考にしてください。

[デモ] 割引(ディスカウント)して予約販売|RuffRuff 予約販売

予約販売の条件設定

条件設定機能があると、「常に予約販売する」以外に下記のような予約販売も可能になります。

  • 在庫切れの場合のみ予約販売する(在庫切れの商品で売上を落としたくない場合に有効です)
  • 在庫がある場合のみ予約販売する (予約注文の数量を制限したい場合に有効)
  • 特定期間のみ予約販売する
  • X月X日から予約販売する
  • 〇月〇日まで予約販売する
  • 毎週水曜日に予約販売する
  • 毎月5のつく日に予約販売する

など

「RuffRuff 予約販売」では現時点で下記の条件項目が設定できます。
下記の条件項目を組み合せることで上記のような予約販売にも対応できます。

(RuffRuff 予約販売で設定できる条件項目)

予約販売ルールの条件設定|RuffRuff予約販売
  • 在庫数
  • 開始日時
  • 終了日時
  • 繰り返し(毎日、毎週、毎月)

条件外のアクション設定

予約販売条件に合致しない場合に、カートボタンをどうするのか、注文を受け付けるのかを設定することができます。本機能により「予約販売期間外に注文を受け付けない」ケースに対応できます。

「RuffRuff 予約販売」でも条件外アクションを設定できます。

(RuffRuff 予約販売で設定できる条件外アクション)

条件外アクション|RuffRuff 予約販売
  • カートボタンの無効化・非表示
  • カートボタンのテキスト変更
  • 商品メッセージ

商品タグ・注文タグの自動付与

商品タグ・注文タグが自動で付与されることにより、アプリ上だけでなくShopify管理画面で予約商品や予約注文を抽出することができたり、Shopify Flowなどの機能と組み合わせて業務を効率化することが可能になります。

「RuffRuff 予約販売」には予約注文に注文タグを自動で付与する機能があります。また、独自の注文タグを設定することもできます。

予約注文に自動でタグを付与|RuffRuff 予約販売

予約商品にバッジ表示

アプリによっては、コレクションページや検索結果ページの商品一覧に予約商品が存在する場合にバッジを表示できます。

バッジのイメージ

予約販売バッジ|RuffRuff 予約販売

メール・SMSの送信

予約注文した場合や商品が入荷されたタイミングで、電子メールやSMSを自動送信できる機能になります。

カート混在アラート

通常商品と予約商品を同時にカートに追加した際に、お客様にアラートを表示する機能になります。事前に予約商品であることに気づいてもらい、問合せやトラブルなどを未然に防ぐことも可能です。

RuffRuff 予約販売では「同時注文の制限」という機能を利用することで、通常商品と予約商品を同時にカートに追加した際にアラートメッセージをだせるだけでなく、予約商品同士を同時にカートに追加した際にもアラートメッセージを出すなど、同時注文できる範囲(制限のレベル)を自由に変更することができます。

制限イメージは下記の動画を参考になさってください。

(商品ページで同時注文制限)

カートページで同時注文制限)

再入荷通知(Back In Stock)機能

アプリによっては予約販売ボタンだけでなく、入荷通知ボタンを出せる機能があります。RuffRuff 予約販売でも再入荷通知が可能です。

(コレクションページで再入荷通知)

(商品ページで再入荷通知)

詳しくは、下記のヘルプページをご参照ください

再入荷通知をする|RuffRuff 予約販売 ヘルプセンター

再入荷通知に関しは下記の記事で詳しく解説していますので、ご参考にしてください。

再入荷通知におすすめのShopifyアプリ|アプリの選び方もご紹介

カウントダウンタイマー

商品の通常販売に切り替わるまでの日時をカウントダウンしてくれる機能になります。

他にも、国別に予約販売の出し分けを制御したり、1日で予約注文できる件数を制御したりもできる機能を有しているアプリもあります。

アンインストールした場合はどうなる?

ほとんどのアプリで、アンインストールするとすべてのコードが削除されるように作られているようです。

他アプリへの乗り換え・移行は?

タイムズアクト|先行予約」などは別のアプリからの移行もサポートしてくれるみたいです。ただし、やり取りは英語になります。 

予約販売と再入荷通知の違い

予約販売は発売前や入荷前から商品を販売し、商品が入荷したタイミングで出荷します。

一方で、再入荷通知(入荷通知)は商品の販売は行わず、商品が入荷したタイミングでお客様に入荷したことをお知らせします。

予約販売は購入意欲の高いタイミングで販売できるため、再入荷通知よりも機会損失を削減できると言えます。

予約販売と再入荷通知の使い分け

商品の入荷時期が明確である(約束した日付までに配送できる)または、購入から30日以内に商品を配送できると合理的に確信している場合は予約販売を選ぶと良いと考えています。一方で、それ以外は再入荷通知を選ぶと良いでしょう。

予約販売と受注生産の違い

予約販売も受注生産も注文から出荷までに期間がかかる点は同じですが、注文受け付けるタイミングや注文後の流れに多少違いがあります。

予約販売は発売前(または、入荷前)に注文を受け付け、発売日(または、入荷後)に出荷するのに対し、受注生産は常時注文を受け付け、注文されてから製造にとりかかり、製造完了後に出荷を行います。

最後に

下記の記事では予約販売アプリ以外にも「集客」や「売上拡大」、「ブログ記事拡張」など様々なおすすめアプリをジャンル別に紹介しています。ご参考にしてください。

おすすめのShopifyアプリ|ジャンル別に紹介

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  • Shopifyのポイントアプリ6選|ポイントサービスを導入するメリット・デメリット

    Shopifyのポイントアプリ6選|ポイントサービスを導入するメリット・デメリット

    Tsunライターチーム

    「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどのタイミングで発生する機会損失の削減をサポートします。自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。 引用元: RuffRuff 予約販売 アプリを見る デモページを見る 本記事では、Shopifyストアにポイントサービスを導入するメリットやデメリット、ポイントサービスを導入できるShopifyアプリをご紹介します。 ポイントサービスとは ポイントサービスとは、お客様の購入金額に応じて自身のShopifyストアで利用できるポイントを付与するサービスの事です。 ポイントを付与することでお客様の利用頻度を向上させるのと併せて、商品やサービスのファンを増やす事に役立ちます。 Shopifyストアにポイントサービスを導入することで競合ストアよりも選ばれやすくする事にも役立ちます。 同義として「ポイントプログラム」や「ポイントシステム」と呼ばれることもあります。 ポイントサービスを導入するメリット リピート率を向上できる ポイントサービスを導入する最大のメリットは、リピーターを獲得できる点です。ポイントが貯まっているから、貯めているからという理由で、既存顧客に自社ストアを選んでもらいやすくなります。 Shopifyストアを安定運営するには、既存顧客が他社の商品やサービスに乗り換えること(顧客離れ)を防ぐことが大切です。ポイントサービスは既存顧客の囲い込みに役立ち、売り上げの安定化も期待できます。 顧客単価・LTVを向上できる 上述のように、ポイントサービスを導入することで、リピート率が上がるのと比例して、LTVの向上も期待できます。また、「〜円以上の買い物でポイント5倍」や「5のつく日だけポイント5倍」などポイントを絡めたマーケティング施策を行うことで、購入単価の向上も期待できます。 競合ストアと差別化ができる メーカーの意向で値段をあまり下げることが困難な商品やどこでも扱える商品を販売している場合などは、ポイントサービスがあることで競合ストアよりもポイント分だけ差別化することができます。 マーケティング施策の選択肢が増える ポイントと絡めたマーケティングキャンペーンの実施ができるようになるのもメリットの一つです。たとえば、「会員登録したらポイント付与」や「誰かを紹介したらポイント付与」、「誕生日を入力したらポイント付与」、「〜円以上の買い物でポイント5倍」、「5のつく日だけポイント5倍」など、ポイントをインセンティブに様々なマーケティング施策を企画・実施することができます。 ポイントサービスを導入するデメリット 導入や維持にコストがかかる ポイントサービスをShopifyストアに導入する方法として、独自実装またはShopifyアプリの2種類があります。 独自実装する場合は外注費等のコストがかかる可能性もありますし、Shopifyアプリを利用する場合も月額費用だけでなく、顧客数に応じて追加コストが発生する場合があります。 また、dポイントなどの共通ポイントを導入する場合は、加盟店費用やポイント発行手数料など様々なコストも発生します。 手間もかかる ポイントサービスは導入して終わりではありません。導入後はキャンセルや返品が発生した際に、ポイントを取り消す手間が発生しますし、ポイントに関するお客様からの問い合わせも増えます。また、ポイント支払いは、会計上「ポイント引当金」として処理する必要があり、会計処理においても手間が発生します。 一度始めると終わらせるのも大変...

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    「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどのタイミングで発生する機会損失の削減をサポートします。自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。 引用元: RuffRuff 予約販売 アプリを見る デモページを見る 本記事では、Shopifyストアにポイントサービスを導入するメリットやデメリット、ポイントサービスを導入できるShopifyアプリをご紹介します。 ポイントサービスとは ポイントサービスとは、お客様の購入金額に応じて自身のShopifyストアで利用できるポイントを付与するサービスの事です。 ポイントを付与することでお客様の利用頻度を向上させるのと併せて、商品やサービスのファンを増やす事に役立ちます。 Shopifyストアにポイントサービスを導入することで競合ストアよりも選ばれやすくする事にも役立ちます。 同義として「ポイントプログラム」や「ポイントシステム」と呼ばれることもあります。 ポイントサービスを導入するメリット リピート率を向上できる ポイントサービスを導入する最大のメリットは、リピーターを獲得できる点です。ポイントが貯まっているから、貯めているからという理由で、既存顧客に自社ストアを選んでもらいやすくなります。 Shopifyストアを安定運営するには、既存顧客が他社の商品やサービスに乗り換えること(顧客離れ)を防ぐことが大切です。ポイントサービスは既存顧客の囲い込みに役立ち、売り上げの安定化も期待できます。 顧客単価・LTVを向上できる 上述のように、ポイントサービスを導入することで、リピート率が上がるのと比例して、LTVの向上も期待できます。また、「〜円以上の買い物でポイント5倍」や「5のつく日だけポイント5倍」などポイントを絡めたマーケティング施策を行うことで、購入単価の向上も期待できます。 競合ストアと差別化ができる メーカーの意向で値段をあまり下げることが困難な商品やどこでも扱える商品を販売している場合などは、ポイントサービスがあることで競合ストアよりもポイント分だけ差別化することができます。 マーケティング施策の選択肢が増える ポイントと絡めたマーケティングキャンペーンの実施ができるようになるのもメリットの一つです。たとえば、「会員登録したらポイント付与」や「誰かを紹介したらポイント付与」、「誕生日を入力したらポイント付与」、「〜円以上の買い物でポイント5倍」、「5のつく日だけポイント5倍」など、ポイントをインセンティブに様々なマーケティング施策を企画・実施することができます。 ポイントサービスを導入するデメリット 導入や維持にコストがかかる ポイントサービスをShopifyストアに導入する方法として、独自実装またはShopifyアプリの2種類があります。 独自実装する場合は外注費等のコストがかかる可能性もありますし、Shopifyアプリを利用する場合も月額費用だけでなく、顧客数に応じて追加コストが発生する場合があります。 また、dポイントなどの共通ポイントを導入する場合は、加盟店費用やポイント発行手数料など様々なコストも発生します。 手間もかかる ポイントサービスは導入して終わりではありません。導入後はキャンセルや返品が発生した際に、ポイントを取り消す手間が発生しますし、ポイントに関するお客様からの問い合わせも増えます。また、ポイント支払いは、会計上「ポイント引当金」として処理する必要があり、会計処理においても手間が発生します。 一度始めると終わらせるのも大変...

  • 顧客ロイヤリティプログラムを導入できるShopifyアプリ「Kinchaku」とは?

    顧客ロイヤリティプログラムを導入できるShopifyアプリ「Kinchaku」とは?

    新宮ドミ

    Shopifyアプリ「Kinchaku」とは? Kinchakuアプリは、Shopifyストア向けの顧客ロイヤリティ(会員ポイント)プログラムを運営するためのアプリです。当アプリを利用することで、発行される会員証はApple WalletおよびGoogle Walletに簡単に追加することができ、便利に利用することができます。ポイントは商品発送時に付与されるため、会員は購買行動を通じてポイントを貯めることができます。さらに、貯めたポイントを決済時に利用できるディスカウントコードと交換することができます。 アプリのインストールはこちら   関連記事:Shopifyにポイントサービスを導入するメリット・デメリット Kinchakuの特徴 Kinchakuの特徴は下記3つになります。 ポイントカードの発行枚数は無制限 日本語と英語の両方に対応 会員証はモバイルウォレットにも追加可能 1. ポイントカードの発行枚数は無制限 月額費用によるポイントカードの発行枚数に制限がついていません。そのため、費用を気にせず安心してご利用いただけます。 2. 日本語と英語の両方に対応 アプリは日本語と英語の両方に対応しています。もし、英語が苦手な方でも日本語でアプリをご利用いただけます。 3. 会員証はモバイルウォレットにも追加可能 会員証はウェブ版はもちろんですが、モバイルウォレットにも追加できます。 こんな企業・ストア様におすすめ Kinchakuは小中規模の小売業者様におすすめです。また、下記の商材を扱っているストア様にもおすすめです。 アパレール コスメ スポーツグッズ フィットネスサプリ アプリのインストールはこちら Kinchakuのおすすめ機能 Kinchakuでは下記の3つの機能がおすすめです。...

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    新宮ドミ

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  • Shopifyで購入回数を毎月3回までに制限する方法

    Shopifyで購入回数を毎月3回までに制限する方法|Shopifyアプリも紹介

    Tsunライターチーム

    本記事では、1会員あたり毎月3回までしか購入出来ないように制限する方法を紹介します。 下記のブログ記事では、Shopifyで個数や金額、重量など様々な購入制限を実施する方法を紹介しています。ご参考にしてください。 Shopifyで購入制限(販売制限)を実施する方法 アウトプット 本設定を行うことで、「購入回数0回〜2回までの会員」と「ログインしていないユーザー(以降、ゲスト会員)や購入回数3回の会員」とで商品は下記の状態となります。 購入回数0回〜2回までの会員 商品を購入できる ゲスト会員または購入回数3回の会員 商品を購入できない 購入を試みた場合にアラートメッセージが表示される 事前準備 本設定を進めるにあたり「RuffRuff 注文制限」と「Shopify Flow」を利用します。そのため、まだインストールされていない方はインストールをお願いします。 RuffRuff 注文制限  「RuffRuff 注文制限」は完全日本語対応で、日本初のCart and Checkout Validation APIを利用したShopify アプリです。 「Cart and Checkout Validation API」を利用することにより、これまでフロントでしか対応できなかった注文制限の処理をサーバサイドで実現しました。そのため、既存の注文制限アプリに比べ、より突破されにくい堅牢な注文制限を実現することが可能です。 アプリ1つで「1回の注文あたり1個まで」「1回の注文あたり3個から」などの個数制限や「合計金額3,000円まで購入を可能にする」「合計金額1,000円以上から購入を可能にする」などの金額制限、「他商品とは同時購入不可」や「特定カテゴリの商品のみ同時購入可能」などの同梱制限を実施できます。 アプリを見る...

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  • Shopifyのセット販売(バンドル販売)アプリ|メリット・デメリットも紹介

    Shopifyのセット販売(バンドル販売)アプリ4選|メリット・デメリットも紹介

    Tsunライターチーム

    セット販売(バンドル販売)のメリットやデメリットを解説し、Shopify(ショッピファイ)サイトでセット販売を実現するShopifyアプリの選び方を解説。Rebolt Bundle & UpsellやWide Bundlesなどの有名アプリもご紹介しています。最近リリースされたShopify Bundles appについても紹介しています。

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  • 【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    小笠原 京平

    Shopifyの GraphQL Admin API の小ネタです。 Shopifyの顧客総数を取得したい場合のクエリは、いざ探そうと思ってもパッと見つからないのでメモしておきます。 対象読者 Shopify GraphQL Admin API を使ったことがある方 顧客総数を取得するクエリ 2023-07 バージョンから CustomerSegmentMemberConnection に変更があったため、2023-07より前と以降で若干クエリが異なります。 ※ changelog 2023-07以降 { customerSegmentMembers(first: 1, query: "") { totalCount } } 2023-07より前...

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    小笠原 京平

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  • Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    小笠原 京平

    今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

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  • Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説

    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

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    小笠原 京平

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  • ブログ記事 Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPRや対応例など

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

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編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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