Shopifyの配送日時指定を導入するメリット|Shopifyアプリも紹介 Tsun Inc.

Shopifyの配送日時指定アプリ 8選 | お届け希望日を設置するメリット・デメリット

「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどのタイミングで発生する機会損失の削減をサポートします。
自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。
他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。

引用元: RuffRuff 予約販売


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みなさんは、ご自身のShopifyストアに配送日時指定機能を導入していますか?配送日時指定機能を導入することは、顧客満足度の向上やかご落ち対策など様々なメリットがあります。本記事では、配送日時指定機能を導入できるShopifyアプリや配送日時指定機能のメリットなどをご紹介します。

下記の記事では、配送日時指定を含む配送に関わる設定方法や配送業務効率化ににおすすめの配送アプリを紹介しています。ご参考にしてください。

【Shopify配送ガイド】特徴や設定方法、配送業務効率化におすすめのアプリも紹介

配送日時指定とは

言葉のとおりで、配送して欲しい日にちや時間をお客様が指定する行動や指定できる機能のことを指します。

Shopifyアプリでは「配送日時指定」という名称のアプリが多いですが、「配送希望日指定」や「配達日時指定」、「お届け希望日時指定」なども同義として扱われることが多いです。

配送日時指定 Shopifyアプリ8選

配送日時指定の導入におすすめのShopifyアプリは下記になります。

それぞれ詳しく紹介していきます。

配送&注文サポーター

配送&注文サポーター|Shopifyアプリストア
出典:配送&注文サポーター|Shopifyアプリストア

サービスページを見る

インストールする

「配送&注文サポーター」はネットイヤーグループ株式会社が提供する配送日時指定アプリです。無料から利用でき、必要な機能に応じて段階的にプランを選べるのも特徴です。カートページだけでなく、ドロワーカート内に配送日時指定モジュールを表示できるのも特徴の1つです。
予約販売アプリ「RuffRuff 予約販売」と機能連携しており、2つのアプリを併用することで予約商品がカートに存在する場合に配送日時指定モジュールを非表示にしたり、バリアント単位で配送日時指定モジュール非表示にすることができます。

プラン

※ 14日間の無料期間あり

プラン 価格 詳細
FREE PLAN 無料 以下のタイプの項目をカートに追加することが可能です。
・テキストボックス
・セレクトボックス
・チェックボックス
・ラジオボタン
・配送日時指定
LIGHT PLAN $5/月 Free planに加えて以下のことができるようになります。
・オープンロジ配送日時設定
・配送日時指定対象外商品の設定
・配送の締め時刻の設定
・特定配送エリアの設定
・業務休業日の設定
BASIC PLAN $9/月 Light planに加えて以下のことができるようになります。
・注文情報CSVエクスポート
PRO PLAN $18/月 Basic planに加えて以下のことができるようになります。
・追跡番号のアップロード
・ネクストエンジン連携

配送日時指定.amp | 配送日時指定 & 出荷伝票CSV

配送日時指定.amp | 配送日時指定 & 出荷伝票CSV|Shopifyアプリストア
出典:配送日時指定.amp|Shopifyアプリストア

インストールする

「配送日時指定 .amp」は株式会社 and.dが提供する配送日時指定アプリです。
カートページだけでなく、チェックアウトページ(※ Shopify Plusのみ)でも配送日時指定モジュールを表示することができ、オープンロジ, ハックルベリー, ネクストエンジン, ロジクラ, プラスシッピングなど連携できるアプリ・サービスも豊富なのが特徴です。
予約販売アプリ「RuffRuff 予約販売」と機能連携しており、2つのアプリを併用することで予約商品がカートに存在する場合に配送日時指定モジュールを非表示にしたり、バリアント単位で配送日時指定モジュール非表示にすることができます。

プラン

※ 14日間の無料期間あり

プラン 価格 詳細
NORMAL $9.80/月 配送日の指定機能
配送時間帯の指定機能
配送時間帯のカスタマイズ
最短で指定可能な配送希望日のカスタマイズ
配送希望日が指定できない商品の設定機能
配送希望日が指定できない日の設定
開発ストアは無料
ADVANCED $19.80/月 NORMALプラン
ネクストエンジン連携用データフォーマット生成
配送希望日を指定できない日の条件設定
開発ストアは無料

カレンダーマスター ‑ 配送日時指定

カレンダーマスター|Shopifyアプリストア
出典:カレンダーマスター|Shopifyアプリストア

インストールする

「カレンダーマスター ‑ 配送日時指定」は株式会社 TAMが提供する配送日時指定アプリです。配送日時指定フォームの表示だけでなく、ストアや店舗の営業日カレンダー(イベント情報や休日情報)の表示も可能なアプリです。

また、Shopify Plusに契約しているShopifyストア限定にはなりますが、チェックアウト画面に配送日時指定を導入できるのも特徴です。
エクスプレスチェックアウトで、ユーザーはカートページを介さずに直接チェックアウトページに遷移することがあります。そのため、すべてのユーザーに配送日時指定フォームを表示させたい場合は、チェックアウトに設置するのが理にかなっていると言えます。

予約販売アプリ「RuffRuff 予約販売」と機能連携しており、2つのアプリを併用することで予約商品がカートに存在する場合に配送日時指定モジュールを非表示にしたり、バリアント単位で配送日時指定モジュール非表示にすることができます。

プラン

※ 14日間の無料期間あり

プラン 価格 詳細
$9.80/月 配送日時指定: 日時指定UIの表示と選択可能日等の設定
ストアカレンダー: 営業日やイベント情報を表示

プラスシッピング

Plus Shipping|Shopifyアプリストア
出典:プラスシッピング|Shopifyアプリストア

サービスページを見る

インストールする

「プラスシッピング」は、無料で使える送り状発行&配送注文アプリで、配送日時指定機能もコストなしで導入することができます。 送り状発行から、管理画面上での配送料の決済、配送状況管理までをアプリ1つで実現でき、同アプリから申し込むことで配送会社との個別交渉なしで通常料金よりも安い特別料金の配送料で商品を発送することができます。

予約販売アプリ「RuffRuff 予約販売」と機能連携しており、2つのアプリを併用することで予約商品がカートに存在する場合に配送日時指定モジュールを非表示にすることができます。

プラン

無料

配送マネージャー

配送マネージャー|Shopify アプリストア
出典:apps.shopify.com

インストールする

「配送マネージャー」はShopifyストア上で配送日時指定(お届け希望日時の指定)を実現するアプリです。
無料から利用することができ、ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便など国内大手3社の運送会社の発送伝票の作成に対応しています。

プラン

※ 7日間の無料期間あり

プラン 価格 詳細
無料プラン $0/月 一部機能永久無料
CSV出力項目設定
CSV出力一日10件
追跡番号反映10件
有料プラン $9.90/月 すべての機能が利用可能です!
機能一覧
・ヤマト、佐川、日本郵政の配送伝票フォーマットでCSVを出力
・出力条件ルールの設定
・配送日時指定
・店舗営業日(店舗休日)の設定
・追跡番号の一括通知
・追跡番号のLINE通知

CC 配送日時指定

CC 配送日時指定 | Shopify App Store
出典:apps.shopify.com

「CC 配送日時指定」はCapital CastleというShopify制作専門チームが提供している配送日時指定アプリです。

通常配送だけでなく、店舗受取やローカル配送などの配送方法の設定ができたり、商品ページに配送日時指定フォームを表示できたりします。

プラン

※14日間の無料期間あり

プラン 価格 詳細
ノーマルプラン $2.99/月 日付指定可能期間
カットオフタイム(締め切り時間の設定)
商品毎に表示/非表示する設定
指定不可日、営業休業日
日時指定必須化
店舗受取、ローカル配送など配送方法の選択肢
当日受取のカットオフ時間
プラスシッピングとの連携
プロプラン $4.99/月 連携システム向けのカスタマイズした日付や時間の表記とフォーマット指定

ネクストエンジン向けの設定

FBL DELIVERY DATE

FBL DELIVERY DATE|Shopifyアプリストア
出典:apps.shopify.com

株式会社フルバランスが提供する配送日時指定アプリです。2023年2月にリリースされたばかりのhopifyアプリで、月額$4.80と安価に配送日時指定機能を導入することができます。また、ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便の主要3社にも対応しています。

プラン

※ 14日間の無料期間あり

プラン 価格 詳細
ベーシックプラン $4.80/月

らくらく設定!配送日時指定

らくらく設定!配送日時指定|Shopify アプリストア
出典:apps.shopify.com

「らくらく設定!配送日時指定」はMonocle Co., Ltd.が提供する配送日時指定アプリです。

配送日時の選択を必須化し、選択しないと先に進めない機能があります。

プラン

※ 14日間の無料期間あり

プラン 価格 詳細
ベーシックプラン $9.80/月

Shopifyストアに配送日時指定を設置するメリット

Shopifyストアに配送日時指定を設置するメリットは下記になります。

それぞれ詳しく解説していきます。

購入体験の向上(顧客満足度の向上)

お客様にとって配送日時を指定できると、いつ届くかわからない不安から解消され、不在時の再配達依頼などの面倒な作業が不要になります。

カゴ落ち率の改善

baymard.comのレポートによると2022年のカゴ落ち要因の調査で22%が「配送が遅いから」と回答しています。

配送スピードに強みのあるECストアは配送日時指定を設置し、今注文した場合にお届けできる最短日時を明示することで、カゴ落ち率の改善に繋げられるでしょう。

カゴ落ち理由

出典:Baymard Institute
下記の記事ではカゴ落ちの原因やShopifyで出来るカゴ落ち対策(カート落ち対策)を紹介しています。ご参考にしてください。
Shopifyで出来るカゴ落ち(カート離脱)対策|原因やShopifyアプリも紹介

返品リスクの削減

お客様が希望する配送日時を指定できるようにすると、お客様が商品を確実に受け取れる可能性が高まります。お客様が商品を受け取れない理由は、長期不在など様々ですが、配送日時指定を設置することで、運送会社の保管期間を過ぎることによる返品割合は削減できます。

出荷件数のコントロール

ECストアは実店舗に比べて注文数の変動が激しい傾向にあります。自社で出荷対応を行っているECストアにとって、通常より(予想より)多くの注文があった場合、確保した人員では捌ききれないことが発生します。

そのような場合も配送日時指定を設置している場合、お客様が設定している配送希望日時が先の注文は後回しにすることで、出荷作業を円滑に行うことが可能になります。

Shopifyストアに配送日時指定を設置するデメリット

Shopifyストアに配送日時指定を設置するデメリットは下記になります。

それぞれ詳しく解説していきます。

定期的な日程のメンテナンス

土日祝休みや定休日があるECストアの場合は、配送作業ができない日を配送日時指定アプリに反映する必要があります。設定が漏れるとお届けできない日時もお客様から設定出来てしまうため、お客様が選択した配送希望日時に商品を届けられない(最悪の場合はクレームに繋がる)ことが発生します。

休日やお届け不可日の設定|カレンダーマスター
出典:apps.shopify.com カレンダーマスターのスクリーンショット

コストが発生する

配送日時指定アプリは無料から使えるものもありますが、機能が限定されていたり、注文数が制限されていたりします。それらの制限を外す場合は有料で$2.99から高いもので$29まで費用が発生する場合があります。

お客様対応コストが増える可能性もある

配送日時指定を導入する事により、お客様への対応工数が増える可能性があります。

たとえば、下記の事例が発生します

  • お客様からお届け日の変更依頼の問い合わせ
  • 選択した日程通りに届かなかった際のクレーム
  • 在庫切れや納品遅れで日程通りにお届けできないとわかった時点でお客様へ連絡

など

配送日時指定のShopifyアプリを選ぶポイント

配送日時指定のShopifyアプリを選ぶポイントは下記になります。

それぞれ詳しく解説していきます。

日本の運送会社に対応しているか

まずは、自社もしくは物流代行会社(3PL)が取引している運送会社(ヤマト運輸や佐川急便、日本郵政、西濃運輸など)に対応しているかを確認しましょう

出荷作業に適した機能があるか

出荷作業フローや出荷作業に利用しているツールに適した機能が存在するのか確認しましょう。Shopifyの管理画面で出荷作業を行っている場合は帳票機能があるか、ネクストエンジンなどのOMSツールを利用している場合、連携が可能かどうかを確認すると良いでしょう。

細かな調整ができるか

ブランドカラーに沿ったデザイン調整が可能か、商品別やタグ別に配送日時指定を非表示に出来るのかなど自身のECストアが譲れない部分の細かな調整が可能かどうか確認しましょう。

コストはいくらか

前述したとおり、配送日時指定は無料のものから、有料だと月額$19.8までコストが発生する場合があります。

自身のECストアにおいて「配送日時指定でどこまで実現したいのか」、「それにいくらまで割けるか」を並べて検討しましょう。

配送日時指定アプリの料金プラン一覧

アプリ名 プラン名 月額利用料
CC 配送日時指定 ノーマル $2.99
プロ $4.99
カレンダーマスター ‑ 配送日時指定 - $9.80
配送&注文サポーター Free $0
LIGHT $5
BASIC $9
PRO $18
配送マネージャー 無料 $0
有料 $9.90
配送日時指定 .amp NORMAL $9.80
ADVANCED $29
FBL DELIVERY DATE ベーシック $4.80
らくらく設定!配送日時指定 ベーシック $9.80

よくある質問

商品ごとに配送日時指定を非表示に出来ますか?

非表示できるアプリとできないアプリが存在します。
例えば、配送&注文サポートーやカレンダーマスターなどは非表示に設定できる機能が存在しますが、配送マネージャーには存在しません。

バリアントごとに配送日時指定を非表示に出来ますか?

2023年9月時点で、一部の配送日時指定アプリでは商品ごとに非表示に設定できる機能は存在しますが、全ての配送日時指定アプリでバリアントごとに非表示に設定できる機能は存在しません。

バリアント毎に配送日時指定を非表示に設定する場合、RuffRuff 予約販売を併用することで解決できます。

配送日時指定アプリを拡張できるShopifyアプリはありますか?

RuffRuff 予約販売」というShopifyストアで簡単に予約販売を可能にするShopifyアプリを利用することで、配送日時指定アプリを機能拡張することができます。

配当日時指定アプリとRuffRuff 予約販売を併用することで下記のことが可能になります。

  • 出荷時期の異なる商品(通常商品と予約商品)が同梱されている場合に、配送日時指定モジュールの非表示が可能になります
  • バリアント単位で配送日時指定モジュールの非表示が可能になります(例えば、Sサイズは配送日時指定モジュールを非表示にするなど)
  • 商品の状態に応じて配送日時指定モジュールの非表示が可能になります(例えば、在庫切れの場合は配送日時指定モジュールを非表示にするなど)

RuffRuff 予約販売と連携できる配送日時指定アプリは?

「RuffRuff 予約販売」は下記の配送日時指定アプリと連携できます。

最後に

今回の記事では配送日時指定アプリを紹介しましたが、下記のブログ記事では配送日時指定アプリ以外にも「集客」や「売上拡大」、「ブログ記事拡張」など様々なおすすめアプリをジャンル別に紹介しています。ご参考にしてください。

おすすめのShopifyアプリ|ジャンル別に紹介

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  • Shopifyのポイントアプリ6選|ポイントサービスを導入するメリット・デメリット

    Shopifyのポイントアプリ6選|ポイントサービスを導入するメリット・デメリット

    Tsunライターチーム

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    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

  • ブログ記事 Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPRや対応例など

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

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編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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