Shopifyパートナー(Shopify Partner)とは?種類や収益の獲得方法などを紹介

Shopify パートナーとは?パートナーになる方法や種類、メリット、収益獲得方法などをご紹介

EC市場が急成長する中、Shopifyはその成長を牽引するプラットフォームとして注目を集めています。そんなShopifyのエコシステムを支えているのが、Shopifyパートナープログラムです。世界的な大企業からスタートアップ企業や起業家まで、多岐にわたるパートナーがShopifyと提携し、数百万社のコマースビジネスの明日を支えています。

Shopifyに関しては下記のブログ記事も参考にしてください。

Shopifyとは?ショッピファイのメリットやデメリット|Shopifyについて徹底解説

Shopifyパートナーの種類

Shopifyパートナーのタイプ
出典:Shopify公式

Shopifyパートナーには、以下の4つの種類があります。

  1. エージェンシーパートナー:Shopifyにクライアントを紹介することで収益を得る。ストアの構築、テスト、最適化を行うShopifyのウェブサイト開発環境に無制限でアクセス可能。
  2. アプリパートナー:ビジネスの構築と拡張に役立つアプリやテーマを開発し、数百万のShopifyマーチャントに向けてリリース。
  3. コンサルティングパートナー:コンサルティングと実装に関する専門知識を深め、全社的なコマースの変革を推進。
  4. テクノロジーパートナー:Shopify APIを使ってソフトウェア統合とアプリケーションを構築し、共通の顧客のプロセスとエクスペリエンスを改善。

Shopifyパートナーになるメリット

Shopifyパートナーになると、以下のようなメリットがあります。

収益機会を獲得できる

パートナータイプに応じて、紹介料、アプリやテーマの販売収益、コンサルティング報酬など、様々な収益機会があります。

無料で学習できる

Shopifyパートナーアカデミーでは、Shopifyに関する知識を無料で学ぶことができます。また、パートナー向けのドキュメントやツールも利用可能です。

ネットワーキングの機会を得れる

パートナーコミュニティに参加することで、世界中のパートナーとつながり、情報交換ができます。パートナー専用のフォーラムやイベントにも参加できます。

専用のツールとリソースを利用できる

Shopifyパートナーには、ストア作成のためのデベロッパープレビュー、アプリ開発のためのAPIドキュメント、テーマ開発のためのテーマキットなど、専用のツールとリソースが提供されます。

仕事を受注する機会が増える

Shopifyパートナーディレクトリに掲載されることで、Shopifyを利用する店舗から直接仕事を受注できる機会が増えます。ただし、Shopifyパートナーディレクトリに掲載されるにはShopifyエキスパートに認定される必要があります。

Shopifyパートナーの報酬の種類

Shopify パートナーは、以下のような方法で報酬を得ることができます。

アフィリエイト報酬

Shopifyへの新規ユーザー紹介に対して報酬を得ることができます。紹介したユーザーがShopifyプランに登録すると、毎月一定の報酬が発生します。報酬額は、ユーザーが契約するプランによって異なります。

Shopifyストアの開発や運用支援

Shopifyストアの設定、デザイン、開発、運用支援などのサービスを提供し、クライアントから直接報酬を受け取ることができます。サービスの料金設定は、パートナー自身が決定できます。高品質なサービスを提供し、クライアントの満足度を高めることが、長期的な収益増加につながります。

Shopifyストアの構築方法に関しては下記のブログ記事も参考にしてください。

Shopifyの始め方(立ち上げ方)|ストア開設までの流れ|アカウントや商品の作り方

Shopifyアプリ開発と販売

Shopify App Storeでアプリを販売し、月額利用料や従量課金による報酬を得ることができます。一度開発したアプリが、長期的に収益を生み出す可能性があります。ユーザーのニーズを的確に捉えた、価値あるアプリを開発することが重要です。

Shopifyアプリに関しては下記のブログ記事も参考にしてください。

Shopifyアプリ おすすめ一覧:売上アップ・効率化・無料アプリまで徹底解説!

Shopifyテーマ開発と販売

Shopify Theme Storeでテーマを販売し、ダウンロード数に応じて報酬を得ることができます。人気のテーマは、継続的に収益を生み出すことができます。高品質で魅力的なテーマを開発し、ユーザーのニーズに応えることが求められます。

Shopifyテーマに関しては下記のブログ記事も参考にしてください。

Shopifyテーマとは?テーマの選び方や人気の無料テーマ、おすすめのテーマも紹介

Shopify Plusなどの紹介報酬

大規模な企業をShopify Plusに紹介し、成約した場合に高額な報酬を受け取ることができます(Shopify Plus Partnerになる必要があります)。Shopify POS、エンタープライズコマースオファーなど、Shopifyが注力するサービスへの紹介報酬も期待できます。

Shopify Plusに関しては下記のブログ記事も参考にしてください。

Shopify Plusとは?料金や手数料、できること、メリットをご紹介

これらの収益モデルを戦略的に組み合わせることで、Shopifyパートナーは多様な収益源を確保し、安定的な事業運営を実現できます。自身の強みや専門性を活かし、クライアントや利用者に価値を提供し続けることが、長期的な成功の鍵となるでしょう。

Shopifyパートナーになるには

Shopifyパートナーになるには、以下の手順で登録します。

  1. Shopifyパートナーのウェブサイトにアクセス
  2. 必要情報(名前、メールアドレス、国など)を入力
  3. パートナー契約に同意し、登録を完了

個人でも法人でも誰でも登録できます。

Shopifyパートナーとして成功するコツ

Shopifyパートナーとして成功を収めるには、以下のような戦略が効果的です。

Shopifyの専門知識を高める

Shopifyパートナーアカデミーには、豊富な学習リソースが用意されています。動画やチュートリアルを活用し、Shopifyについての理解を深めましょう。専門知識を高めることで、クライアントにより価値のあるサービスを提供できるようになります。

高品質なサービスを提供し、実績を積み重ねる

クライアントの満足度を高めるためには、質の高いサービスを提供することが不可欠です。常に自分の仕事に誇りを持ち、ベストを尽くすことを心がけましょう。優れた実績を積み重ねることで、クライアントからの信頼を獲得できます。

パートナーコミュニティを活用し、ネットワークを拡大する

Shopifyパートナーコミュニティには、多様なバックグラウンドを持つ仲間がいます。他のパートナーとの交流を通じて、情報交換やアドバイスを得ることができます。ネットワークを広げることで、新たなビジネスチャンスや協力関係が生まれる可能性があります。

提供されるツールとリソースを戦略的に活用する

Shopifyは、パートナー向けの便利なツールやリソースを提供しています。これらを効果的に活用することで、業務の効率化や生産性の向上を図ることができます。ツールやリソースを最大限に活用し、クライアントにより良いサービスを提供しましょう。

顧客のニーズを的確に把握し、最適なソリューションを提案する

クライアントの真のニーズを理解することが、成功への第一歩です。クライアントの立場に立ち、その課題や目標を深く理解するよう努めましょう。その上で、クライアントにとって最適なソリューションを提案することが重要です。

以上の戦略を実践することで、Shopifyパートナーとしての専門性を高め、クライアントから信頼される存在になることができるでしょう。常に学び続け、高品質なサービスを提供し、顧客満足度を追求することが、長期的な成功につながります。

Shopifyパートナーとして気をつけること

ドメイン名やサービス名に「Shopify」の使用を避ける

Shopifyパートナーは、Shopifyの許可なしに、自身のウェブサイトのドメイン名に「Shopify」という文字列を使用することはできません。さらに、自ら開発した商品やサービスの名称に「Shopify」を使用することも規約違反となります。

Shopify関連のキーワードに広告の出稿を避ける

Shopifyパートナーは、Shopifyに関連するキーワードを対象とした広告を出稿することは認められていません。広告を出稿する際は、Shopifyの利用規約を確認し、慎重に行動する必要があります。

Shopifyのロゴを使用する際は規定に従う

Shopifyのロゴを使用する場合はShopifyの公式サイトからダウンロードできますので、ダウンロードしたロゴを利用しましょう。規定に反する改変(色やフォントの変更、ロゴマークの下にテキストを入れるようなレイアウトの変更など)は規約違反となりますので、ご注意ください。

Shopifyに言及するプレスリリース等は事前に申請する

Shopifyに関する情報を対外的に発信する際は、Shopify Japanへ事前に申請する必要があります。

Shopifyに言及したプレスリリースあるいはそれに準じる資料を対外的に掲載する場合は、以下のフォームから申請し、Shopify Japanの承認を取得した後に発信しましょう。

申請フォームのリンク

Shopifyパートナーに関するQ&A

Shopifyパートナーになるには費用がかかりますか?

初期費用も月額利用料金も一切費用は発生しません。

ただし、Shopifyパートナーとして、ShopifyアプリをShopifyアプリストア上で販売する場合は費用(登録手数料19米ドル)が発生します。

Shopify Expert(エキスパート)とShopifyパートナーの違いは?

Shopify Expert(エキスパート)とShopify パートナーは、どちらもShopifyのエコシステムに関わるプログラムですが、いくつかの違いがあります。

Shopify パートナー

  • Shopifyとの提携関係を示す包括的な呼称
  • エージェンシー、アプリ開発者、テーマデザイナー、フリーランスの開発者などが含まれる
  • Shopifyにクライアントを紹介したり、アプリやテーマを開発・販売したりすることで収益を得る
  • パートナー登録は無料で、誰でも登録可能
  • パートナー向けの学習リソース、ツール、サポートが提供される

Shopify Expert(エキスパート)

  • Shopifyが認定する、Shopifyに関する専門知識と実績を持つ個人または企業
  • 主にShopifyストアの構築、デザイン、マーケティングなどのサービスを提供
  • Shopifyパートナーディレクトリに掲載され、顧客から直接仕事を受注できる(参考リンク:https://www.shopify.com/partners/directory)
  • エキスパートになるには、Shopifyが定める基準を満たし、審査を通過する必要がある
  • エキスパートには、専用のサポートやリソース、イベントへの参加機会などの特典がある

つまり、Shopify パートナーはShopifyとの提携関係を示す広い概念であり、エキスパートはその中でも特に専門性と実績を認められた存在といえます。パートナーからエキスパートへとステップアップすることで、より多くの顧客獲得の機会や支援を得られます。

Shopify Plus Partner(プラス パートナー)とShopify パートナーの違いは?

Shopify Plus Partner(プラス パートナー)とShopify パートナーの主な違いは、ターゲットとするShopifyストアとサービスのレベルです。

Shopify パートナー

  • 主に中小規模のShopifyストアを対象とする
  • Shopifyストアの設定、デザイン、開発、マーケティングなどの一般的なサービスを提供
  • アプリやテーマの開発・販売も可能
  • パートナー登録は無料で、誰でも登録可能

Shopify Plus Partner(プラス パートナー)

  • 大規模または高成長のShopifyストア(Shopify Plusを利用する企業)を対象とする
  • Shopify Plusストアに特化した高度なサービスを提供(カスタム開発、システム統合、マイグレーションなど)
  • 専門的な知識と経験が必要とされ、Shopifyによる審査と承認が必要
  • Shopify Plusの販売や紹介により、高額な報酬を得ることができる
  • Shopify Plusチームからの直接的なサポートや、専用のリソース、トレーニングを受けられる

Shopify Plus Partnerは、大規模なeコマース企業のニーズに対応できる高度な専門性を持つパートナーです。一方、Shopify パートナーは、より幅広い層のShopifyユーザーを対象としたサービスを提供します。

パートナーとしてのキャリアを始める場合は、まずShopify パートナーとして登録し、経験とスキルを積むことをおすすめします。その後、大規模なプロジェクトの実績を重ね、Shopify Plusに特化した専門性を身につけることで、Shopify Plus Partnerを目指すことができます。

まとめ

Shopifyパートナーになることで、EC業界での収益機会や学習リソース、ネットワーキングの機会、専用のツールとリソースが得られます。エージェンシー、アプリ開発、コンサルティング、テクノロジーなど、自身の専門性に合わせてパートナータイプを選択し、Shopifyのエコシステムに参入することで、ビジネスを成長させられるチャンスです。

EC業界でのキャリアアップを目指すなら、ぜひShopifyパートナーへの登録を検討してみてください。Shopifyパートナーとして、EC業界の発展に貢献しましょう!

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  • Shopifyのポイントアプリ6選|ポイントサービスを導入するメリット・デメリット

    Shopifyのポイントアプリ6選|ポイントサービスを導入するメリット・デメリット

    Tsunライターチーム

    「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどのタイミングで発生する機会損失の削減をサポートします。自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。 引用元: RuffRuff 予約販売 アプリを見る デモページを見る 本記事では、Shopifyストアにポイントサービスを導入するメリットやデメリット、ポイントサービスを導入できるShopifyアプリをご紹介します。 ポイントサービスとは ポイントサービスとは、お客様の購入金額に応じて自身のShopifyストアで利用できるポイントを付与するサービスの事です。 ポイントを付与することでお客様の利用頻度を向上させるのと併せて、商品やサービスのファンを増やす事に役立ちます。 Shopifyストアにポイントサービスを導入することで競合ストアよりも選ばれやすくする事にも役立ちます。 同義として「ポイントプログラム」や「ポイントシステム」と呼ばれることもあります。 ポイントサービスを導入するメリット リピート率を向上できる ポイントサービスを導入する最大のメリットは、リピーターを獲得できる点です。ポイントが貯まっているから、貯めているからという理由で、既存顧客に自社ストアを選んでもらいやすくなります。 Shopifyストアを安定運営するには、既存顧客が他社の商品やサービスに乗り換えること(顧客離れ)を防ぐことが大切です。ポイントサービスは既存顧客の囲い込みに役立ち、売り上げの安定化も期待できます。 顧客単価・LTVを向上できる 上述のように、ポイントサービスを導入することで、リピート率が上がるのと比例して、LTVの向上も期待できます。また、「〜円以上の買い物でポイント5倍」や「5のつく日だけポイント5倍」などポイントを絡めたマーケティング施策を行うことで、購入単価の向上も期待できます。 競合ストアと差別化ができる メーカーの意向で値段をあまり下げることが困難な商品やどこでも扱える商品を販売している場合などは、ポイントサービスがあることで競合ストアよりもポイント分だけ差別化することができます。 マーケティング施策の選択肢が増える ポイントと絡めたマーケティングキャンペーンの実施ができるようになるのもメリットの一つです。たとえば、「会員登録したらポイント付与」や「誰かを紹介したらポイント付与」、「誕生日を入力したらポイント付与」、「〜円以上の買い物でポイント5倍」、「5のつく日だけポイント5倍」など、ポイントをインセンティブに様々なマーケティング施策を企画・実施することができます。 ポイントサービスを導入するデメリット 導入や維持にコストがかかる ポイントサービスをShopifyストアに導入する方法として、独自実装またはShopifyアプリの2種類があります。 独自実装する場合は外注費等のコストがかかる可能性もありますし、Shopifyアプリを利用する場合も月額費用だけでなく、顧客数に応じて追加コストが発生する場合があります。 また、dポイントなどの共通ポイントを導入する場合は、加盟店費用やポイント発行手数料など様々なコストも発生します。 手間もかかる ポイントサービスは導入して終わりではありません。導入後はキャンセルや返品が発生した際に、ポイントを取り消す手間が発生しますし、ポイントに関するお客様からの問い合わせも増えます。また、ポイント支払いは、会計上「ポイント引当金」として処理する必要があり、会計処理においても手間が発生します。 一度始めると終わらせるのも大変...

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    顧客ロイヤリティプログラムを導入できるShopifyアプリ「Kinchaku」とは?

    新宮ドミ

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  • Shopifyで購入回数を毎月3回までに制限する方法

    Shopifyで購入回数を毎月3回までに制限する方法|Shopifyアプリも紹介

    Tsunライターチーム

    本記事では、1会員あたり毎月3回までしか購入出来ないように制限する方法を紹介します。 下記のブログ記事では、Shopifyで個数や金額、重量など様々な購入制限を実施する方法を紹介しています。ご参考にしてください。 Shopifyで購入制限(販売制限)を実施する方法 アウトプット 本設定を行うことで、「購入回数0回〜2回までの会員」と「ログインしていないユーザー(以降、ゲスト会員)や購入回数3回の会員」とで商品は下記の状態となります。 購入回数0回〜2回までの会員 商品を購入できる ゲスト会員または購入回数3回の会員 商品を購入できない 購入を試みた場合にアラートメッセージが表示される 事前準備 本設定を進めるにあたり「RuffRuff 注文制限」と「Shopify Flow」を利用します。そのため、まだインストールされていない方はインストールをお願いします。 RuffRuff 注文制限  「RuffRuff 注文制限」は完全日本語対応で、日本初のCart and Checkout Validation APIを利用したShopify アプリです。 「Cart and Checkout Validation API」を利用することにより、これまでフロントでしか対応できなかった注文制限の処理をサーバサイドで実現しました。そのため、既存の注文制限アプリに比べ、より突破されにくい堅牢な注文制限を実現することが可能です。 アプリ1つで「1回の注文あたり1個まで」「1回の注文あたり3個から」などの個数制限や「合計金額3,000円まで購入を可能にする」「合計金額1,000円以上から購入を可能にする」などの金額制限、「他商品とは同時購入不可」や「特定カテゴリの商品のみ同時購入可能」などの同梱制限を実施できます。 アプリを見る...

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    セット販売(バンドル販売)のメリットやデメリットを解説し、Shopify(ショッピファイ)サイトでセット販売を実現するShopifyアプリの選び方を解説。Rebolt Bundle & UpsellやWide Bundlesなどの有名アプリもご紹介しています。最近リリースされたShopify Bundles appについても紹介しています。

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  • 【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

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    小笠原 京平

    今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

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  • ブログ記事 Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPRや対応例など

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

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