【徹底比較】Shopify・BASE・STORESの違い|料金・手数料・決済方法・海外対応など Tsun Inc.

【徹底比較】Shopify・BASE・STORESの違い|料金・手数料・決済方法・海外対応など

 ECサイトを開設したいけど、ECサイトを構築できるサービスが多過ぎてどのサービスを利用すれば良いのか分からない!という方も多いでしょう。

今回はECサイトの大手プラットフォームであるShopifyBASESTORESの3社を徹底比較しました。 

ECサイトの開設に悩んでいる企業や個人の方は是非参考にしてください。

カラーミーショップも検討されている方は、下記の記事も参考にしてください。

【徹底比較】カラーミーショップとShopifyの違い

導入店舗数で比較 

各プラットフォームでの店舗導入数を公式ではっきり明言しているのはBASEのみになります。

BASE(ベース)
180万

その他2つのプラットフォームは以下の情報を出しています。

Shopify(ショッピファイ)
世界175カ国、数百万店舗で使用されている

STORES(ストアーズ)
毎月1万ショップ 増加

世界的にサービスを展開している分、おそらくShopifyが導入店舗数No.1となりますが、BASEとSTORESも国内導入数は他プラットフォームに比べてかなり多いサービスとなっています。

 料金(費用)を比較

ECサイトを運営する上で最も重要なのは毎月発生するランニングコストが事業規模に見合っているかどうかです。各プラットフォームの料金を確認してみましょう。

初期費用と月額費用を比較

Shopify BASE STORES
初期費用 0円 0円 0円
月額費用 $5〜2,000 0円/5,980円 0円/3,480円

※ 2023年11月7日時点の情報です

Shopifyには5つのプランががあり、一番安いプランで5ドル、一番高いプランで$2,000になります。BASEとSTORESは無料プランと有料プランの2つが用意されています。

※ BASEのグロースプランは2024年1月16日に料金を改定予定ですのでご注意ください(現行料金:[年払い]59,760円/年(4,980円/月)および[月払い]5,980円/月、新料金:[年払い]198,960円/年(16,580円/月)および[月払い]9,980円/月)参考情報

手数料を比較

 手数料は主に取引自体に発生する取引手数料、ユーザーが支払いをする際に生じる決済手数料、売上が入金される時に発生する入金手数料の3つがあります。

Shopify
(Shopifyペイメント利用時)
BASE STORES
取引手数料 0円 スタンダードプラン:3%
グロースプラン:0円
0円
決済手数料 3.15%〜5% スタンダードプラン:3.6%+40円
グロースプラン:2.9%
フリープラン:5%
スタンダードプラン:3.6%
入金手数料 0円 2万円以上:250円
2万円未満:750円
○自動入金の場合
無料
○手動入金の場合
売上金額10万円以上:無料
売上金額10万円未満:200円

※ 2023年11月7日時点の情報です

Shopifyでは取引手数料と入金手数料が無料となっていますが、これはあくまでもShopifyペイメントを利用した時のみとなり、外部の決済事業者を利用した場合はどちらの手数料も発生します。

Shopifyペイメントに関しては以下の記事で詳しく解説しています。

【初心者必見】Shopifyのプランの選び方|費用・手数料・決済方法の違いについて

 

入金サイクルを比較

ショップの売上が入金されるタイミングが一番早いのはShopifyです。

ただしBASEやSTORESでは、追加機能で別途料金を支払うことによって入金をより早めることが可能です。

Shopify
(Shopifyペイメント利用時)
BASE STORES
通常入金 毎週金曜日
※月毎の支払いに設定変更可
振込申請をしてから10営業日で入金 ・1日〜末日締め
・翌月20日入金
オプション入金 - 「お急ぎ振り込み」
・最短翌営業日に入金
※振込金額の1.5%別途手数料発生
※サービス利用には審査あり
「手動入金」
・決済日の翌日6:00から振込依頼可
・依頼完了後、翌1〜2営業日で入金
※別途手数料発生

※ 2022年11月29日時点の情報です

BASEのお急ぎ振り込みは利用するのに審査が必要なため、全てのショップが利用できるわけではないという点に注意してください。

決済方法(決済種別)を比較

決済方法の豊富さはユーザーが購入を決める大切な要素の1つです。

Shopify
(Shopifyペイメント)
Shopify
(外部決済サービス)
BASE STORES
クレジットカード ・Visa
・Master card
・AMEX
・JCB(別途申請が必要)
・Visa
・Master card
・DINERS
・JCB
・AMEX etc...
・Visa
・Master card
・AMERICAN EXPRESS
・JCB
・Visa
・Master card
・AMERICAN EXPRESS
・JCB・DINERS
携帯キャリア決済
ID決済 ・Shop Pay
・Apple pay
・Google pay
・PayPal
・Amazon Pay
・楽天ペイ
・PayPay etc...
・Amazon Pay
・PayPal
・PayPal
・楽天ペイ
・PayPay
・Amazon Pay(有料プランのみ)
コンビニ支払い
銀行振込
代引き決済 ○(有料プランのみ)
後払い決済

※ 2022年11月29日時点の情報です

プラットフォーム単位で見ると決済方法の豊富さはShopifyが圧倒的ですが、これはあくまで外部の決済サービスを利用した場合です。(外部サービスを利用する際は別途料金が発生します) 

決済方法の準備はあくまでプラン内の料金で収めたいという場合は、STORESが最も決済方法が豊富と言えるでしょう。 

販売手法を比較

売れ過ぎて在庫不足になってしまったり、逆に在庫が過度に余らないように、定期購入や予約販売等の販売対策を行うことは、ショップ運営にとって大切な要素の1つです。

Shopify BASE STORES
定期購入の有無
予約販売の有無

※ 2022年11月29日時点の情報です

全てのショップにおいて定期購入や予約購入の機能を実装することは可能ですが、外部のアプリを使用する必要がある場合もあります。

特にShopifyの定期購入機能は全て英語表示で実装が難しかったり、テンプレートが少なくサイトデザインに合わない場合もあるため、外部アプリを使用した方が良いケースもあります。

Shopifyの定期・予約購入アプリに関しては以下の記事で詳しく解説しています。 

Shopifyの定期購入(サブスク)アプリ

Shopifyでおすすめの予約販売アプリ

サイト制作機能を比較 

商品登録数を比較

販売する商品を登録できる数はどのショップも無制限で差はありません。

Shopify BASE STORES
商品登録数 無制限 無制限 無制限

※ 2022年11月29日時点の情報です

SSL、独自ドメインを比較

Shopify BASE STORES
独自ドメイン
SSL

※ 2022年11月29日時点の情報です

★独自ドメインとは

ドメインとはECサイトのURLの「https://」より後の部分のことを指します。独自ドメインにすることでそのサイト固有のURLを設定することができ、サイトの信頼度やブランディング向上に繋がります。

3つのプラットフォーム全てにおいて独自ドメインを設定することは可能ですが、実装の仕方が少しずつ異なります。

○Shopify
サイト内で独自ドメインの取得・設定が可能。ただし、別途ドメイン代が年間で発生します。

○BASE
独自ドメインの取得は外部サイトで取得してくる必要がある(有料)。独自ドメインの設定はBASE内で可能。

○STORES
有料プランのみサイト内で独自ドメインの取得・設定が可能。ストアーズで独自ドメインを取得する場合は初期費用・更新費用0円で取得できます。ただし、ドメインは「.net」「.com」「.shop」の3種類からしか選べません。

★SSLとは

SSLとはサイト内の情報を暗号化することでセキュリティーを高める仕組みのことを指します。SSLに関しては3つのサイト全てに備わっています。

テンプレート数を比較 

サイト制作機能で大きく変わるのはテンプレート数になります。

Shopify BASE STORES
テンプレート数 107件 75件 48件

※ 2022年11月29日時点の情報です

テンプレート数が最も豊富なのはShopifyです。サイトデザインを全てテンプレートを使用して行いたい場合は、種類が豊富なShopifyがとてもおすすめです。

    ブログ機能を比較

     SNSやブログ、メルマガなど、商品を多く知ってもらうために様々な媒体で露出を増やすことはとても重要です。

    特に昨今はSNSで購入の意思決定をするユーザーも多いため、ECサイトとSNS連携はかなり重要になります。

    Shopify BASE STORES
    SNS連携 Facebook
    Instagram
    Twitter
    Pinterest
    LINE
    Youtube etc...
    Instagram
    LINE
    Twitter
    Facebook
    Youtube
    TikTok
    note
    Ameba
    Facebook
    Twitter
    Instagram
    ブログ

    メルマガ

    ※ 2022年11月29日時点の情報です

    BASEにはブログ機能がありますが、Shopifyに比べて自由度が低いです。

    STORESにはブログ機能と同じようなニュース機能というものがあります。ただし、段落数や写真数に制限があるため、自由度は若干下がります。

    Shopifyのブログ機能について下記の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。

    Shopifyのブログ機能をフル活用しよう|機能や拡張アプリを紹介

    海外対応を比較

     将来的に海外へ販売する越境ECを想定しているショップは、プラットフォームが海外対応しているか事前にチェックする必要があります。

    Shopify BASE STORES
    言語対応 20言語 英語・日本語のみ 英語・日本語のみ
    利用できる通貨 34種類 日本円のみ
    海外発送

    ※ 2022年11月29日時点の情報です

    越境ECを想定している場合は、ShopifyかBASEがおすすめです。さらに英語圏以外にも販売したい!というショップはShopifyを選ぶのが良いでしょう。

    結局どのサイトを選べば良いの?

    3つのECサイトにはそれぞれメリット・デメリットがあるため「このショップが一番優れている!」という選び方をするのは難しいです。

    大切なのは自身のショップの規模と目的、そして今後の展望に合ったサイトを選ぶことです。

    プランごとの価格シュミレーション

    サービス名 プラン 月額(ドル) 月額(円) 手数料率 ¥10,000 ¥50,000 ¥100,000 ¥200,000 ¥300,000 ¥400,000 ¥500,000 ¥1,000,000 ¥3,000,000 ¥5,000,000 ¥10,000,000 ¥30,000,000 ¥50,000,000 ¥100,000,000
    Shopify スターター $5 ¥650 5% ¥1,150 ¥3,150 ¥5,650 ¥10,650 ¥15,650 ¥20,650 ¥25,650 ¥50,650 ¥150,650 ¥250,650 ¥500,650 ¥1,500,650 ¥2,500,650 ¥5,000,650
    Shopify ベーシック $33 ¥4,290 3.90% ¥4,680 ¥6,240 ¥8,190 ¥12,090 ¥15,990 ¥19,890 ¥23,790 ¥43,290 ¥121,290 ¥199,290 ¥394,290 ¥1,174,290 ¥1,954,290 ¥3,904,290
    Shopify スタンダード $92 ¥11,960 3.85% ¥12,345 ¥13,885 ¥15,810 ¥19,660 ¥23,510 ¥27,360 ¥31,210 ¥50,460 ¥127,460 ¥204,460 ¥396,960 ¥1,166,960 ¥1,936,960 ¥3,861,960
    Shopify プレミアム $399 ¥51,870 3.80% ¥52,250 ¥53,770 ¥55,670 ¥59,470 ¥63,270 ¥67,070 ¥70,870 ¥89,870 ¥165,870 ¥241,870 ¥431,870 ¥1,191,870 ¥1,951,870 ¥3,851,870
    Shopify プラス $2,000 ¥260,000 3.75% ¥260,375 ¥261,875 ¥263,750 ¥267,500 ¥271,250 ¥275,000 ¥278,750 ¥297,500 ¥372,500 ¥447,500 ¥635,000 ¥1,385,000 ¥2,135,000 ¥4,010,000
    BASE スタンダード - ¥0 6.6%+40円 ¥700 ¥3,340 ¥6,640 ¥13,240 ¥19,840 ¥26,440 ¥33,040 ¥66,040 ¥198,040 ¥330,040 ¥660,040 ¥1,980,040 ¥3,300,040 ¥6,600,040
    BASE グロース - ¥5,980 2.90% ¥6,270 ¥7,430 ¥8,880 ¥11,780 ¥14,680 ¥17,580 ¥20,480 ¥34,980 ¥92,980 ¥150,980 ¥295,980 ¥875,980 ¥1,455,980 ¥2,905,980
    STORES フリー - ¥0 5% ¥500 ¥2,500 ¥5,000 ¥10,000 ¥15,000 ¥20,000 ¥25,000 ¥50,000 ¥150,000 ¥250,000 ¥500,000 ¥1,500,000 ¥2,500,000 ¥5,000,000
    STORES スタンダード - ¥2,187 3.60% ¥2,547 ¥3,987 ¥5,787 ¥9,387 ¥12,987 ¥16,587 ¥20,187 ¥38,187 ¥110,187 ¥182,187 ¥362,187 ¥1,082,187 ¥1,802,187 ¥3,602,187

    ※ 2023/1/25時点のドル円価格(1ドル=130円)で計算しています
    ※ セルの色は、ピンク色が最安、オレンジ色は2番目の価格になります
    ※ 手数料は全ての各プランの最大値で計算
    ※ ShopifyはShopify Paymentsを想定
    ※ この金額はあくまで目安なので、実際には前後する可能性があります

    Shopifyがおすすめのショップ

    シュミレーション表を見るとShopifyのプランはコストパフォーマンスが悪いのでは?と思う方も多いかと思いますが、Shopifyは他の2つのサイトに比べて機能実装や外部連携のバリエーションがかなり豊富になっています。

    そのため、サイト構築の便利さや機能面を重視するショップにはShopifyがおすすめです。また、今後ショップの規模や事業展開を拡大していきたい企業、海外販売を想定しているショップもShopifyを選ぶと良いでしょう。

    Shopifyでのストア構築をご検討の場合は、下記の記事もご参考にしてください。

    Shopifyのプランの選び方|費用・手数料・決済方法の違いについて

    BASEがおすすめのショップ

    月間売上が100万円を超えており、サイト構築の機能面よりもコストパフォーマンスを重視するショップはBASEがおすすめです。

    また、BASEはSNSの連携先が豊富なため、SNSに力を入れたいショップにもおすすめです。

    STORESがおすすめのショップ

    上記のシュミレーション表を見ると、月間売上50万円以下のショップはSTORESが一番コストを抑えて運営することが可能であることが分かります。

    なるべくコストをかけずとりあえずEC事業を始めてみたい、様子を見たい、というショップはSTORESがおすすめです。

    ECサイトの構築・運営をプロに頼みたい方はTsunへ

    株式会社TsunではECサイトの構築からグロースまでを、一気通貫でサポートします!

    自社に合ってるサイトが何なのか、プランはどれを選択するべきかなど、サービスの選定から導入、その先の運用方法までしっかりサポートさせていただきます。

    まずは一度Tsunへお問い合わせください。

      お問い合わせはこちら
      ブログに戻る
      • Shopifyのポイントアプリ6選|ポイントサービスを導入するメリット・デメリット

        Shopifyのポイントアプリ6選|ポイントサービスを導入するメリット・デメリット

        Tsunライターチーム

        「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどのタイミングで発生する機会損失の削減をサポートします。自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。 引用元: RuffRuff 予約販売 アプリを見る デモページを見る 本記事では、Shopifyストアにポイントサービスを導入するメリットやデメリット、ポイントサービスを導入できるShopifyアプリをご紹介します。 ポイントサービスとは ポイントサービスとは、お客様の購入金額に応じて自身のShopifyストアで利用できるポイントを付与するサービスの事です。 ポイントを付与することでお客様の利用頻度を向上させるのと併せて、商品やサービスのファンを増やす事に役立ちます。 Shopifyストアにポイントサービスを導入することで競合ストアよりも選ばれやすくする事にも役立ちます。 同義として「ポイントプログラム」や「ポイントシステム」と呼ばれることもあります。 ポイントサービスを導入するメリット リピート率を向上できる ポイントサービスを導入する最大のメリットは、リピーターを獲得できる点です。ポイントが貯まっているから、貯めているからという理由で、既存顧客に自社ストアを選んでもらいやすくなります。 Shopifyストアを安定運営するには、既存顧客が他社の商品やサービスに乗り換えること(顧客離れ)を防ぐことが大切です。ポイントサービスは既存顧客の囲い込みに役立ち、売り上げの安定化も期待できます。 顧客単価・LTVを向上できる 上述のように、ポイントサービスを導入することで、リピート率が上がるのと比例して、LTVの向上も期待できます。また、「〜円以上の買い物でポイント5倍」や「5のつく日だけポイント5倍」などポイントを絡めたマーケティング施策を行うことで、購入単価の向上も期待できます。 競合ストアと差別化ができる メーカーの意向で値段をあまり下げることが困難な商品やどこでも扱える商品を販売している場合などは、ポイントサービスがあることで競合ストアよりもポイント分だけ差別化することができます。 マーケティング施策の選択肢が増える ポイントと絡めたマーケティングキャンペーンの実施ができるようになるのもメリットの一つです。たとえば、「会員登録したらポイント付与」や「誰かを紹介したらポイント付与」、「誕生日を入力したらポイント付与」、「〜円以上の買い物でポイント5倍」、「5のつく日だけポイント5倍」など、ポイントをインセンティブに様々なマーケティング施策を企画・実施することができます。 ポイントサービスを導入するデメリット 導入や維持にコストがかかる ポイントサービスをShopifyストアに導入する方法として、独自実装またはShopifyアプリの2種類があります。 独自実装する場合は外注費等のコストがかかる可能性もありますし、Shopifyアプリを利用する場合も月額費用だけでなく、顧客数に応じて追加コストが発生する場合があります。 また、dポイントなどの共通ポイントを導入する場合は、加盟店費用やポイント発行手数料など様々なコストも発生します。 手間もかかる ポイントサービスは導入して終わりではありません。導入後はキャンセルや返品が発生した際に、ポイントを取り消す手間が発生しますし、ポイントに関するお客様からの問い合わせも増えます。また、ポイント支払いは、会計上「ポイント引当金」として処理する必要があり、会計処理においても手間が発生します。 一度始めると終わらせるのも大変...

        Shopifyのポイントアプリ6選|ポイントサービスを導入するメリット・デメリット

        Tsunライターチーム

        「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどのタイミングで発生する機会損失の削減をサポートします。自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。 引用元: RuffRuff 予約販売 アプリを見る デモページを見る 本記事では、Shopifyストアにポイントサービスを導入するメリットやデメリット、ポイントサービスを導入できるShopifyアプリをご紹介します。 ポイントサービスとは ポイントサービスとは、お客様の購入金額に応じて自身のShopifyストアで利用できるポイントを付与するサービスの事です。 ポイントを付与することでお客様の利用頻度を向上させるのと併せて、商品やサービスのファンを増やす事に役立ちます。 Shopifyストアにポイントサービスを導入することで競合ストアよりも選ばれやすくする事にも役立ちます。 同義として「ポイントプログラム」や「ポイントシステム」と呼ばれることもあります。 ポイントサービスを導入するメリット リピート率を向上できる ポイントサービスを導入する最大のメリットは、リピーターを獲得できる点です。ポイントが貯まっているから、貯めているからという理由で、既存顧客に自社ストアを選んでもらいやすくなります。 Shopifyストアを安定運営するには、既存顧客が他社の商品やサービスに乗り換えること(顧客離れ)を防ぐことが大切です。ポイントサービスは既存顧客の囲い込みに役立ち、売り上げの安定化も期待できます。 顧客単価・LTVを向上できる 上述のように、ポイントサービスを導入することで、リピート率が上がるのと比例して、LTVの向上も期待できます。また、「〜円以上の買い物でポイント5倍」や「5のつく日だけポイント5倍」などポイントを絡めたマーケティング施策を行うことで、購入単価の向上も期待できます。 競合ストアと差別化ができる メーカーの意向で値段をあまり下げることが困難な商品やどこでも扱える商品を販売している場合などは、ポイントサービスがあることで競合ストアよりもポイント分だけ差別化することができます。 マーケティング施策の選択肢が増える ポイントと絡めたマーケティングキャンペーンの実施ができるようになるのもメリットの一つです。たとえば、「会員登録したらポイント付与」や「誰かを紹介したらポイント付与」、「誕生日を入力したらポイント付与」、「〜円以上の買い物でポイント5倍」、「5のつく日だけポイント5倍」など、ポイントをインセンティブに様々なマーケティング施策を企画・実施することができます。 ポイントサービスを導入するデメリット 導入や維持にコストがかかる ポイントサービスをShopifyストアに導入する方法として、独自実装またはShopifyアプリの2種類があります。 独自実装する場合は外注費等のコストがかかる可能性もありますし、Shopifyアプリを利用する場合も月額費用だけでなく、顧客数に応じて追加コストが発生する場合があります。 また、dポイントなどの共通ポイントを導入する場合は、加盟店費用やポイント発行手数料など様々なコストも発生します。 手間もかかる ポイントサービスは導入して終わりではありません。導入後はキャンセルや返品が発生した際に、ポイントを取り消す手間が発生しますし、ポイントに関するお客様からの問い合わせも増えます。また、ポイント支払いは、会計上「ポイント引当金」として処理する必要があり、会計処理においても手間が発生します。 一度始めると終わらせるのも大変...

      • 顧客ロイヤリティプログラムを導入できるShopifyアプリ「Kinchaku」とは?

        顧客ロイヤリティプログラムを導入できるShopifyアプリ「Kinchaku」とは?

        新宮ドミ

        Shopifyアプリ「Kinchaku」とは? Kinchakuアプリは、Shopifyストア向けの顧客ロイヤリティ(会員ポイント)プログラムを運営するためのアプリです。当アプリを利用することで、発行される会員証はApple WalletおよびGoogle Walletに簡単に追加することができ、便利に利用することができます。ポイントは商品発送時に付与されるため、会員は購買行動を通じてポイントを貯めることができます。さらに、貯めたポイントを決済時に利用できるディスカウントコードと交換することができます。 アプリのインストールはこちら Kinchakuの特徴 Kinchakuの特徴は下記3つになります。 ポイントカードの発行枚数は無制限 日本語と英語の両方に対応 会員証はモバイルウォレットにも追加可能 1. ポイントカードの発行枚数は無制限 月額費用によるポイントカードの発行枚数に制限がついていません。そのため、費用を気にせず安心してご利用いただけます。 2. 日本語と英語の両方に対応 アプリは日本語と英語の両方に対応しています。もし、英語が苦手な方でも日本語でアプリをご利用いただけます。 3. 会員証はモバイルウォレットにも追加可能 会員証はウェブ版はもちろんですが、モバイルウォレットにも追加できます。 こんな企業・ストア様におすすめ Kinchakuは小中規模の小売業者様におすすめです。また、下記の商材を扱っているストア様にもおすすめです。 アパレール コスメ スポーツグッズ フィットネスサプリ アプリのインストールはこちら Kinchakuのおすすめ機能 Kinchakuでは下記の3つの機能がおすすめです。 有効期限設定機能 特典設定機能...

        顧客ロイヤリティプログラムを導入できるShopifyアプリ「Kinchaku」とは?

        新宮ドミ

        Shopifyアプリ「Kinchaku」とは? Kinchakuアプリは、Shopifyストア向けの顧客ロイヤリティ(会員ポイント)プログラムを運営するためのアプリです。当アプリを利用することで、発行される会員証はApple WalletおよびGoogle Walletに簡単に追加することができ、便利に利用することができます。ポイントは商品発送時に付与されるため、会員は購買行動を通じてポイントを貯めることができます。さらに、貯めたポイントを決済時に利用できるディスカウントコードと交換することができます。 アプリのインストールはこちら Kinchakuの特徴 Kinchakuの特徴は下記3つになります。 ポイントカードの発行枚数は無制限 日本語と英語の両方に対応 会員証はモバイルウォレットにも追加可能 1. ポイントカードの発行枚数は無制限 月額費用によるポイントカードの発行枚数に制限がついていません。そのため、費用を気にせず安心してご利用いただけます。 2. 日本語と英語の両方に対応 アプリは日本語と英語の両方に対応しています。もし、英語が苦手な方でも日本語でアプリをご利用いただけます。 3. 会員証はモバイルウォレットにも追加可能 会員証はウェブ版はもちろんですが、モバイルウォレットにも追加できます。 こんな企業・ストア様におすすめ Kinchakuは小中規模の小売業者様におすすめです。また、下記の商材を扱っているストア様にもおすすめです。 アパレール コスメ スポーツグッズ フィットネスサプリ アプリのインストールはこちら Kinchakuのおすすめ機能 Kinchakuでは下記の3つの機能がおすすめです。 有効期限設定機能 特典設定機能...

      • Shopifyで購入回数を毎月3回までに制限する方法

        Shopifyで購入回数を毎月3回までに制限する方法|Shopifyアプリも紹介

        Tsunライターチーム

        本記事では、1会員あたり毎月3回までしか購入出来ないように制限する方法を紹介します。 下記のブログ記事では、Shopifyで個数や金額、重量など様々な購入制限を実施する方法を紹介しています。ご参考にしてください。 Shopifyで購入制限(販売制限)を実施する方法 アウトプット 本設定を行うことで、「購入回数0回〜2回までの会員」と「ログインしていないユーザー(以降、ゲスト会員)や購入回数3回の会員」とで商品は下記の状態となります。 購入回数0回〜2回までの会員 商品を購入できる ゲスト会員または購入回数3回の会員 商品を購入できない 購入を試みた場合にアラートメッセージが表示される 事前準備 本設定を進めるにあたり「RuffRuff 注文制限」と「Shopify Flow」を利用します。そのため、まだインストールされていない方はインストールをお願いします。 RuffRuff 注文制限  「RuffRuff 注文制限」は完全日本語対応で、日本初のCart and Checkout Validation APIを利用したShopify アプリです。 「Cart and Checkout Validation API」を利用することにより、これまでフロントでしか対応できなかった注文制限の処理をサーバサイドで実現しました。そのため、既存の注文制限アプリに比べ、より突破されにくい堅牢な注文制限を実現することが可能です。 アプリ1つで「1回の注文あたり1個まで」「1回の注文あたり3個から」などの個数制限や「合計金額3,000円まで購入を可能にする」「合計金額1,000円以上から購入を可能にする」などの金額制限、「他商品とは同時購入不可」や「特定カテゴリの商品のみ同時購入可能」などの同梱制限を実施できます。 アプリを見る...

        Shopifyで購入回数を毎月3回までに制限する方法|Shopifyアプリも紹介

        Tsunライターチーム

        本記事では、1会員あたり毎月3回までしか購入出来ないように制限する方法を紹介します。 下記のブログ記事では、Shopifyで個数や金額、重量など様々な購入制限を実施する方法を紹介しています。ご参考にしてください。 Shopifyで購入制限(販売制限)を実施する方法 アウトプット 本設定を行うことで、「購入回数0回〜2回までの会員」と「ログインしていないユーザー(以降、ゲスト会員)や購入回数3回の会員」とで商品は下記の状態となります。 購入回数0回〜2回までの会員 商品を購入できる ゲスト会員または購入回数3回の会員 商品を購入できない 購入を試みた場合にアラートメッセージが表示される 事前準備 本設定を進めるにあたり「RuffRuff 注文制限」と「Shopify Flow」を利用します。そのため、まだインストールされていない方はインストールをお願いします。 RuffRuff 注文制限  「RuffRuff 注文制限」は完全日本語対応で、日本初のCart and Checkout Validation APIを利用したShopify アプリです。 「Cart and Checkout Validation API」を利用することにより、これまでフロントでしか対応できなかった注文制限の処理をサーバサイドで実現しました。そのため、既存の注文制限アプリに比べ、より突破されにくい堅牢な注文制限を実現することが可能です。 アプリ1つで「1回の注文あたり1個まで」「1回の注文あたり3個から」などの個数制限や「合計金額3,000円まで購入を可能にする」「合計金額1,000円以上から購入を可能にする」などの金額制限、「他商品とは同時購入不可」や「特定カテゴリの商品のみ同時購入可能」などの同梱制限を実施できます。 アプリを見る...

      • Shopifyのセット販売(バンドル販売)アプリ|メリット・デメリットも紹介

        Shopifyのセット販売(バンドル販売)アプリ4選|メリット・デメリットも紹介

        Tsunライターチーム

        セット販売(バンドル販売)のメリットやデメリットを解説し、Shopify(ショッピファイ)サイトでセット販売を実現するShopifyアプリの選び方を解説。Rebolt Bundle & UpsellやWide Bundlesなどの有名アプリもご紹介しています。最近リリースされたShopify Bundles appについても紹介しています。

        Shopifyのセット販売(バンドル販売)アプリ4選|メリット・デメリットも紹介

        Tsunライターチーム

        セット販売(バンドル販売)のメリットやデメリットを解説し、Shopify(ショッピファイ)サイトでセット販売を実現するShopifyアプリの選び方を解説。Rebolt Bundle & UpsellやWide Bundlesなどの有名アプリもご紹介しています。最近リリースされたShopify Bundles appについても紹介しています。

      1 4
      • 【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

        【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

        小笠原 京平

        Shopifyの GraphQL Admin API の小ネタです。 Shopifyの顧客総数を取得したい場合のクエリは、いざ探そうと思ってもパッと見つからないのでメモしておきます。 対象読者 Shopify GraphQL Admin API を使ったことがある方 顧客総数を取得するクエリ 2023-07 バージョンから CustomerSegmentMemberConnection に変更があったため、2023-07より前と以降で若干クエリが異なります。 ※ changelog 2023-07以降 { customerSegmentMembers(first: 1, query: "") { totalCount } } 2023-07より前...

        【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

        小笠原 京平

        Shopifyの GraphQL Admin API の小ネタです。 Shopifyの顧客総数を取得したい場合のクエリは、いざ探そうと思ってもパッと見つからないのでメモしておきます。 対象読者 Shopify GraphQL Admin API を使ったことがある方 顧客総数を取得するクエリ 2023-07 バージョンから CustomerSegmentMemberConnection に変更があったため、2023-07より前と以降で若干クエリが異なります。 ※ changelog 2023-07以降 { customerSegmentMembers(first: 1, query: "") { totalCount } } 2023-07より前...

      • Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

        Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

        小笠原 京平

        今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

        Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

        小笠原 京平

        今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

      • Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説

        Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

        小笠原 京平

        ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

        Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

        小笠原 京平

        ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

      • ブログ記事 Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPRや対応例など

        Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

        小笠原 京平

        今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

        Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

        小笠原 京平

        今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

      1 4

      編集プロセス

      EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

      掲載情報に関して

      掲載している各種情報は、株式会社Tsunが経験および、調査した情報をもとにしています。できるだけ“最新“かつ“正確“な情報の掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。当サイトによって生じた損害について、株式会社Tsunではその賠償の責任を一切負わないものとします。掲載情報に誤りがある場合には、お手数ですが株式会社Tsunまでご連絡をいただけますようお願いいたします。